さぶろー本当の病名

お世話係です。
こんばんは。
なかなか、さぶろーの話が決着せずすみません。
書けば書くほど思いがつのって先に進めなくなり
時間がもどったりしますが、
頑張って続けます。
(在りし日のさぶろー
写真のフォルダーを見ていくとブログに使わなかったものでも
いい笑顔のさぶろーがたくさんいます。)


また、時間を戻り、
5月19日午後1時。
さぶろーは救急車の中で意識が半分戻りました。
しかし、言葉はろれつが回らず、自分の名前も言えない状態。
「脳梗塞」か「脳溢血」が疑われました。
救急車の中で私は搬送先を
今まで心筋梗塞などでお世話になったS病院を
強く希望したので、なんとかそちらに連れて行ってもらえました。
救急に着くなりさぶろーの治療は始まり、10分後にははっきりと
意識が戻り「脳梗塞」との診断がおりました。
さぶろーは救急病棟に移されましたが
ベッドで半身を起こし
「また、助かったよ!」と笑顔を見せていました。
ところが、念のため撮った胸のレントゲンに明らかな異変が映っていたのです。
半分の肺が真っ白。
救急の脳外科のほうではまず、「肺炎」との診断を下していました。
しかし半分真っ白であるため、誤飲を避けるために
口からの食事は不可能になるかもしれないとの話を聞き
愕然としました。
胃に穴を開けるかもしれない方法を聞き、
できたらそんなことしたくないと願いました。
しかし、それであったら本当はよかった・・・・
事態はもっと深刻でした。
一旦家に戻り
私は入院道具の用意をしていると
病院でさぶろーを見ていてくれた妹から電話がありました。
「さぶろーの、肺に血が溜まってるらしい」と。
私は「え!なんのことだ」と一瞬では理解できず、
すぐさまタクシーで病院に駆けつけました。
そこでは心筋梗塞の際に手術をしてくださったY先生が深刻な
顔で私達を待ち受けていました。
そして
「さぶろーさんは危篤状態です。
前からあった動脈瘤が破れて出血を起こして肺の中に
血が溜まっています。心臓の周りも血が溜まっています。
あの状態で普通に意識があって生きている人は今まで見たことがありません。
生きていることは奇跡です。
今の状態として考えられることは、
血が溜まった臓器の圧力がお互いに影響して
大出血を防いでいるということです。
しかし、その出血を防ぐことも、血を外へ出すことも不可能。
手術をすること自体が命の危機となります。
このまま、さぶろーさんの出血は続き
息ができなくなるまで肺の中にたまっていきます。
その時は今日かもしれない、
また、2週間後かもしれない。
しかし長くはないのです。治る事は無いのです。
この状態ではお家に帰ることはもうできません。」
とY先生は私たちに告げたのです。
信じられない思いで聞きました。
妹は泣きました。
私はただ震えました。
さぶろー・・・・どうして。
あんなに元気なのに。
死んでしまうと宣告されても信じたくない!
脳梗塞からさっき救ったばかりなのに。
脳梗塞を起こして運ばれた救急病院で
本当のさぶろーの深刻な状態がわかったのです。
病名は「胸部切迫性大動脈瘤破裂」でした。
これからさぶろーは1週間を生きます。
読んでくださる方にも辛い思いをさせてしまい申しわけありませんが
もう少し続けさせてくださいね。
さぶろーのブログに最期の日々を刻み付けます。
そして、その後、きっと私には
さぶろーが笑ってる顔が見えてくるはず。
そして、さぶろーのいないことを受け入れることが
できるはず。

さぶろーの生きた日々。辛い内容でごめんなさい・・
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22 Responses to さぶろー本当の病名

  1. まつず より:

    こんばんは。
    そんなにつらい状態だったんですね。
    入院中のさぶろーさんの写真からは想像もできませんでした。
    先生の話はとてもつらいことでしたね。
    言葉では表せないくらい。。。
    胸が痛みます。

  2. シロクマ より:

    全く、なんてことでしょうかね
    また助かったよ、と意識が戻ってさぶろーさんは笑顔を見せているのに
    なのにさぶろーさんの体の中は思いもかけなかった大出血が起きていて
    しかもそれを救うことができないだなんて
    先生の言葉が胸に突き刺さります
    あの日に戻ることはお世話係さんにはとても辛いことですね。
    でもさぶろーさんは最後まで立派に生きぬいたんですよね
    それを私も悲しいけれどしっかり見届けたいと思います。
    おめかしした鉄ちゃんと笑顔のさぶろーさんの写真素敵ですね
    頭でわかっていても気持ちがなかなか別れを納得できないです

  3. ゆんこ より:

    こんばんは。
    さぶろーさんは辛くなかったのですよね。笑顔ですものね。それが救いです。
    リハビリにも行くつもりだったし、うにも食べたいと思っていたのですもの。生きようという気力の元には鉄子ちゃんの存在もあるのでしょうね。
    私の心の中には、この写真のようなさぶろーさんの笑顔がずっと焼き付いています。

  4. べりぃー より:

    おじーたんの「また、助かったよ!」の言葉に胸が痛みます。
    本当に助けてあげたかった。
    第二の奇跡が起きて、助かって欲しかった・・・
    ご家族の皆様は、ものすごく辛かったですよね。
    突然の宣告で辛いのにおじーたんにはバレないように、涙をこらえて笑顔で振舞わなければいけなくて・・・
    おじーたんがこれからの話をしているのを聞く時、何度も涙が出そうになった事と思います。
    それでも、おじーたんに希望を与え、最期まで頑張って生き抜かせてくれたご家族の方々に感謝します。
    おじーたんの為にもお世話係さん自身の為にも自分のペースでいいので、ゆっくりじっくりとおじーたんの最期を綴って下さい。
    おじーたんの頑張って生き抜いた証を残してあげて下さい。
    ここに綴ってくれる事で私も大好きだったおじーたんを最期まできちんと見届けられる気がします。
    おじーたんと私のおじーちゃんは、ちびまるこちゃんの友蔵似という見た目も似てたけど、最期が倒れて1週間で・・・という所まで一緒だったんですね。
    性格が頑固だったとこも一緒です。
    うちのおじーちゃんは、さぶろーさんのようにコスプレをするようなおちゃめさは無かったのですが、何かと共通点を感じてしまいます。
    これからも、今まで載せなかったさぶろーさんの良いお顔の写真を載せて下さいね。

  5. まろんぱんな より:

    おはようございます。
    さぶろーさん、そんなに大変な病状だったんですね。
    救急で運ばれて、助かったと安心したところに危篤状態だなんて・・・
    お世話係さん、辛かったですよね。
    入院中のさぶろーさんの横に酸素マスクがあったのは、この病気のせいだったんですね。
    お元気そうに見えるのになんでだろう・・・といつも気になっていました。
    普通なら意識がなくなってる状態なのに、ブログの心配をしたり笑顔を見せたり・・・
    さぶろーさんは、スーパーじいたんでしたね!
    このブログを通して、さぶろーさんに出会えたこととても幸せです。

  6. くうぱぱ より:

    おはようございます。
    さぶろーさん苦しかったでしょうね。でもブログで見るさぶろーさんはいつも笑顔で、鉄子ちゃんと共に、私を癒してくださいました。お世話係り様これからも無理をなされぬようにして下さいね。

  7. ルカ より:

    こんにちは。
    ますます父とダブってきました(^^;
    うちの父は最期は腹水にやられました。
    もう、抜くこともできず、
    ただ体内に増えつづけていく腹水を見てるのみ。
    どんどん胸の方にまでたまってきて、
    他の内臓を圧迫してたので、本当は
    苦しかったはずなのに、痛み止めが効いてて
    亡くなる前の日まで笑顔でいました。
    亡くなった日はとうとう肺にまで腹水がたまって、息ができなくなって、終りました。
    ベッドの上にいながら溺死と同じですね(^^;
    せめてもの救いは痛み止めが効いててくれた
    ことです。多分、最期の日はもうすでに意識がなかったと思うので。
    それでもその日の昼間は病院から携帯メールを
    くれたので、私は奇跡がおこったのかと
    思いながら病院に行ったのですけど。
    自分の話を書いてしまってごめんなさい(^^;
    お世話係りさんも、しばらく大変だと思いますけど、お体御自愛ください。
    私もさぶろーさんの最期の様子を一緒に見届けさせていただきます。

  8. リヨンママ より:

    お世話係さん、本当につらかったですね。私でさえ、家の夫に鉄子ちゃんたちのお話をする時は、涙涙で、胸が苦しいんですから。
    私、さぶろーさんやみなさんにお会いできて、楽しい時間も共有させてもらえて、とても感謝しています。
    悲しい時も共有させてもらえて、なにもできませんが、ともに泣かさせてください。
    くれぐれも無理をしないで、がんばってください。
    鉄ちゃん、がんばれ!

  9. ぷくたま より:

    さぶろーさんの入院当初の記事に〈内蔵からの出血〉という言葉がありました。
    それを見て、ただごとではなさそうだと思いましたが、まさか危篤状態だったなんて。。
    お世話係さん、ご家族にとってはどれほどの衝撃だったことでしょうか。
    生きていることが奇跡だったなんて。
    でも奇跡が起こってよかった。
    奇跡のぶん、長く生きられたんですものね。。
    もっと長く奇跡が続いてくれたらよかったけども。。

  10. みえ より:

    お世話係さん、本当に本当に大変でしたね。
    まさかそんなことになってるとは思わなくて、さぶろーさんは退院して、またブログを書いてくれるとのん気に思っていました。ごめんなさい。
    お辛かったでしょうに、ブログ更新してくれて。私たちに心配かけないようにしてくれて。
    さぶろーさん、頑張ったんですね。
    お世話係さんは、頑張りすぎですよ。
    心配になっちゃいます。無理しないでくださいね。
    さぶろーさんと鉄ちゃんのお写真ありがとうがざいました。

  11. まままま より:

    ほんとうに、ほんとうに大変だったんですね。
    お世話係さんがブログに書けなかったことですね。
    書けば、プリントアウトを心待ちに待ってるじいたんにわかってしまう。
    胸に秘めての毎日はお辛かったでしょう。
    今更ながらに涙がでます。
    今頃じいたんは「そうだったのかー」
    って言ってるかもー。
    破裂した動脈瘤は止められなかったんでしょうね。
    【血が溜まった臓器の圧力がお互いに影響して
    大出血を防いでいるということです】
    そんな事があるんですね。
    さぶろーさん自身に肺の痛みはなかった?
    のが救いですね。
    お世話係さん、胸に強いショックを受けたことをもう一度ブログに書くことはとてもお辛い事と思います。がんばらずにゆっくりでいいですよ。

  12. お世話係 より:

    まつずさん、こんばんは。
    さぶろーの病状を書くのはためらわれましたが
    やはりこのブログはさぶろーのものでした。
    頑張って書きますので、よかったらまた読んでくださいね。
    でも、おつらい思いに引きずり込んでごめんなさいね。
    入院中はさぶろーに隠す事だらけで
    大変だったです。
    でもそれでよかったんですね。

  13. お世話係 より:

    シロクマさん、読んでいただきありがとう。
    こんなつらい思いに一緒に引きずり込んでしまい申し訳ないです。
    「また助かったよ」って言ったさぶろーの笑顔が忘れられません。
    こんな悲しいことを書きつづってよいものかと思いましたが
    さぶろーの生きた日を書きとどめることが
    私の使命と思っています。
    本当に辛い思いをさせてごめんなさいね。

  14. お世話係 より:

    ゆんこさん、いつもありがとうございます。
    今回は辛い日記を書くことになって、またみなさんをその悲しみに引きずり込んでしまうことになって申し訳ないです。
    でも、さぶろーのことを書き綴らないと
    次へ行けないんです。
    でも、皆さんに悪いですね。
    ほんとうにごめんなさい。
    さぶろーは最期まで辛い時間はほとんどなかったです。
    眠りながら亡くなりました。
    苦痛のない安らかな寝顔で。
    さぶろーのこと、思ってくださってありがとうございます。

  15. お世話係 より:

    べりぃーさん、じいちゃんの為にありがとう。
    読ませていただき、べりぃーさんのおじいちゃんのことも思い、涙がまた溢れてしまいました。
    そうですか・・・
    さぶろーにそんなに似ておられたんですね。
    なんだか、切ないな。
    でも、さぶろーはべりぃーさんをはじめとして皆さんに思っていただき、幸せでした。
    ありがとうございます。
    また、私の気持ちになってくださって・・・
    悲しみに一緒に引きずり込んでごめんなさいね。
    少しずつ綴っていきますね。
    また応援お願いします。

  16. より:

    まろんぱんなさん、読んでいただきありがとうございます。
    1個前の日記のコメントのお返事遅れて申し訳ありません。
    それに書かせてもらったのですが、さぶろーは広島にも縁が深く、私も広島は大好きな場所なんですよ。
    もみじまんじゅうも好きです。
    さぶろーの入院中は酸素は大事でした。
    なのに、さぶろーは本当のことが知らさせれていないのですぐに外してしまっていて、ひやひやしました。
    何度も私が酸素マスクをつけさせたんですよ。
    さぶろーは最期まで頑張りました。
    つらい思いに付き合っていただき申し訳ないですが、また綴りますので
    どうか応援宜しくお願いします。

  17. お世話係 より:

    くうぱぱさん、ありがとうございます。
    さぶろーは、体はだるかったと思いますが苦痛は最期の日まではありませんでした。
    安らかに眠りながら亡くなりましたので、くうぱぱさん、心配なさらないでくださいね。
    さぶろーの気持ちを思ってくださってありがとうございます。
    こんな辛い記事を読んでくださり本当に感謝しております。
    また見守ってください。

  18. お世話係 より:

    ルカさん。さぶろーのことを思っていただきありがとうございます。
    お父様のこと、読ませていただきました。
    さぶろーと同じ思いをされたんですね。
    お父様、残念でした。
    しかし、その日に携帯でメールくださったというお話はなんだか、すごいお話ですね。
    大事な思い出をお話くださりありがとうございます。
    さぶろーも最期の日の午後まで意識があって
    笑ってしゃべっていました。
    お互いに思い出すと辛いですが、思い出してあげることは供養であり心の中にいつまでも思ってあげたいという気持ちでおります。
    お父様、きっと今もルカさんに天国からメールを送ってくださってる気がしますね。

  19. お世話係 より:

    リヨンママさん、ありがとうございます。
    私どもの悲しみに寄り添っていただき、とても感動の思いでいます。
    さぶろーはこんなに心配していただいて恐縮してると思います。
    私からもお礼申し上げます。
    ご主人様にもお話下さってるとのこと、本当にありがとうございます。
    また頑張って綴りますので、どうぞ宜しくお願い致します。

  20. お世話係 より:

    ぷくたまさん、いつもありがとうございます。
    そうなんです。最初の日記に少し書いてしまったんで、さぶろーには編集したものをプリントアウトしていました。
    さぶろーを少しでも疑わせないために。
    さぶろーは最初のうちは読んでいましたが、だんだん疲れやすくなったので最後のほうは読んでやりました。
    ぷくたまさんのコメントいつも感激していたものです。
    本当に奇跡的に1週間生きたのです。
    すごいと、私も思い、更なる奇跡を願いましたがかないませんでした。。。

  21. お世話係 より:

    みえさん、いつも優しいお気持ちありがとうございます。
    さぶろーのことはその時はショックでしたが本人に知らせたくないという気持ち、苦痛をなくしたいという気持ちだけであとは動いていました。
    ブログを毎日つけて皆さんのコメントをさぶろーに持っていけて本当によかったです。
    私も毎日日記を書けばさぶろーがまた奇跡を起こして退院できるんじゃないかとか思ってた。
    かないませんでしたが、今は少しずつ気持ちの整理もできてきました。
    いつもみえさんには心配していただき
    心が休まります。ありがとうございます。

  22. お世話係 より:

    ままままさん、お気遣いありがとうございます。
    いつも私達を思っていただき感謝しています。
    さぶろーは毎日コメント楽しみにしていたので、ブログは適時少し編集してそれをプリントアウトして持って行きました。
    最後のほうは目が辛くなったので読んでやっていましたが、さぶろーの生きる力となっていました。
    今頃、確かに!
    さぶろーはこれを読んでいますね。
    そして納得してるんでしょう。
    さぶろーは最期の日の前夜少し辛かったようですが苦痛はなかったはずです。
    それだけが救いです。
    私もブログを綴ることは癒しになっています。
    辛いことはないというと、そうではないですが
    みなさんに聞いていただきさぶろーの供養になればと思っています。
    辛い思い出に寄り添っていただきありがとうございます。

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