ありがとうございました。


鉄子です。
明日は佐賀ばあちゃんが亡くなって1週間目の日。
そしてさぶろーじいたんのお誕生日。


佐賀から帰ったおかあさんが
鉄子に話してくれた。
佐賀ばあちゃんの棺の中には
2年前にみんなで
折った千羽鶴が入れられていたって。

それは2年前の7月27日。
ばあちゃんはすい臓がんの摘出手術を受けた。
そして、おとうさんは佐賀に駆けつけ
鉄子たちは東京で手術の無事を祈った。
そして、みんなでおばあちゃんが
早く退院できるように
千羽鶴を折ったんだよ。
そのときはまだ、さぶろうじいたん生きてて
この千羽鶴をいっぱい一緒に折ってくれたんだって。
あと、おとうさん、にいたん、
おばちゃん、おかあさんのお友達で折ったんだって。
鉄子も千羽折れたとき
にいたんとおかあさんが千羽つなぐのを手伝ったんだ。

できあがって
その千羽鶴を送ってあげたときおばあちゃんは
「きれいかねー」って喜んでくれたんだ。
それから2年がまだたってないのに
おばあちゃんは
天国に行ってしまった。


あいこです。
必死で東京から佐賀の母の通夜に駆けつけました。
もう、母の生きた姿には会えませんでした。
でも、いろんな想い出が
駆け巡り、母の声が聞こえてきました。
Naokiを可愛がってくれて
いつも気にかけてくれていた母。
就職が決まって、スーツ姿の写真を送ったとき
病床でとても喜んでくれました。
Wanに鉄子が載ったページを見せたとき
とても驚いて鉄子をほめてくれた母。
元気だったころ
毎年、私たち家族に似合う洋服を選んで
自分が漬けた梅干や梅酒を送ってくれた母。
私の妹家族にも梅干を送ってくれていました。
聡明でお友達も多く
活発で目立っていた母。
そんな母でしたから
お通夜もお葬式も
たくさんのお友達が参列してくださった。
そのお友達が母の棺を囲んで、
とてもきれいな声でしめやかに歌ってくださった曲。
「おやすみ やすらかに」という歌詞に
胸締め付けられ検索した結果、
下記の曲であろうと思いますが
お坊さんのお経よりも
母の心に届いたと思います。

「はるかな友に」
磯部 俶作詞・作曲
静かなよふけに いつもいつも
思い出すのは お前の事
お休みやすらかに たどれ夢路
お休み楽しく こよいもまた
明るい星の夜は はるかな空に
思い出すのは お前の事
お休みやすらかに たどれ夢路
お休み楽しく こよいもまた
寂しい雪の夜は いろりの端(はた)で
思い出すのは お前の事
お休みやすらかに たどれ夢路
お休み楽しく こよいもまた
そして、母の為に何もできなかった私でしたが
主人が棺に納めてくれ
母の顔の横を虹色に彩っていた
あの日の千羽鶴に
心が救われた想いがしました。
おかあさん、
今まで
ありがとうございました。
おかあさんの
ご恩は一生忘れません。
いつまでも
私たちを見守っていてくださいね。
愛子

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7 Responses to ありがとうございました。

  1. まままま より:

    こんばんは。
    あいこさん、佐賀のお義母さまの思い出が一つ一つ思い出されるんですね。
    いっぱいいっぱい思い出してあげてくださいね。
    きっとお義母さまは喜んでくださいますよ。
    「はるかな友に」 私、この歌歌えちゃった。
    大好きな歌のひとつでしたが、もう2~30年歌ってないし、曲の題名も知らなかったです。
    あいこさんが歌詞をのせてくれてたので 何の気なしに声をだして歌ったら全部覚えてました。
    3番まで歌ったら私まで佐賀のお義母さまをお送りしたような気持ちになりました。
    佐賀のお義母さまを知らないのに変な私です。

  2. ままりん より:

    おはようございます。
    また一人大切な人が旅立たれて本当に切ないですね。
    残された人が出来るのは、亡くなられた方の事をいつまでも忘れず思い出して語り合う事しか有りませんが、それが供養になるのではと思います。
    私はこの唄は知りませんでしたが良い歌詞ですね。

  3. より:

    おはようございます、
    鉄ちゃんおばあちゃんのお話聞けて良かったね、
    千羽鶴綺麗ですね~
    家族の皆さんの心が伝わって
    おかあさん頑張れたと思います…
    いいお母様だったんですね、
    もっと長生きしてほしかった残念です、
    とても素敵な曲ですね
    読みながら涙がとまりません!
    あいこさんの事きっと[よかよって]
    言っていますよ~
    幸です

  4. らぶりん より:

    ホントに優しくて温かいお母様だったのですね。
    残念でたまりませんが、ご家族の心のこもったきれいな千羽鶴に導かれて、天国からずっとずっと見守って下さることと思います☆
    あいこさん、『何もできなかった』なんてことは絶対ありませんよ!
    ぱぱさんが、ずっと佐賀に行かれてたこともあいこさんの協力がなければできないことでしたし、にいたんのことも鉄ちゃんのことも誇りに思ってあったはずですもん。
    あいこさんは自慢のお嫁さんですよ!
    まだまだ悲しさ残る日々だと思いますが、生前のお母様のお話をたくさんしながら少しずつ元気になって下さいね☆
    鉄ちゃんもおばあちゃんのお話をたくさん聞かせてもらってね♪

  5. ラッキママ より:

    鉄子ちゃんお帰りなさい。お家がやはり一番ですね。ほっとしましたね。体調は悪くないですか?あいこさんもお通夜告別式とずいぶんお疲れがたまっているのではないですか?みなさんゆっくりとお休みくださいね。千羽鶴とても綺麗でした。

  6. そらママ より:

    佐賀ばあちゃん、きっと天国で
    サブローさんと一緒に見守ってくれてると思います。

  7. あいこ より:

    ★ままままさん、
    ありがとうございます。
    母への思いは今日もまたこみ上げます。
    たくさん思い出したいと思います。
    はるかなる友にの歌が
    お友達の細く高い声で歌われ
    子守唄のようでした。
    ままままさん、
    母の為に歌っていただきありがとうございました。
    うれしいです。
    ★ままりんさん、ありがとうございます。
    母のこと、たくさん思い出しています。
    一緒に暮らしていなかったんですが
    たくさん想い出があります。
    電話でしゃべったことも、
    手紙も・・・
    ままりんさん、いつも優しいお言葉ありがとうございます。
    ★幸さん、ありがとうございます。
    母が「よかよっ」って言った言葉が聞こえてきます。
    千羽鶴が棺に入れられているのを見たとき
    思いがこみ上げてしまった私でした。
    本当にいつも優しくて
    色々世話してくれた母でした。
    あの曲は本当に母への子守唄のように聞こえ
    涙が出ました。
    ★らぶりんさん、ありがとうございます。
    母の為にコメントいただきうれしいです。
    私は長男の嫁なのに
    仕事やら何やらで一緒に同居してなかったのです。
    それが本当にすまなくて
    いつも母に謝ってました。
    そしたら
    いつも「気にせんでよか」って言ってくれました。
    千羽鶴を見たとき喜んでくれたというのも
    主人から聞いた話だった。
    今回棺の母の顔の横に
    それがあって・・・号泣してしまいました。
    らぶりんさん、まだお具合が悪いのにすみません。
    ★ラッキーママさん、ありがとうございます。
    鉄子はやっと通常の生活になりました。
    笑顔も戻りました。
    母の通夜、告別式とあっという間に終わり、
    なんだかあっけないですね。
    九州は遠くて、残された父が不安で
    また主人が残っています。
    千羽鶴は、母と一緒に焼かれて
    天国に昇ったんですね。
    ★そらままさん、
    ありがとうございます。
    そうですね。
    さぶろーも一緒に居ますね。
    私の亡くなった両親とも仲良かったんです。

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