やさしい友人からキーボードを
いただいてしまいました。
狭い我が家なので
いろんなものをあっちこっちに押しやって
台所の隅っこに
私の特別スペースを作りました。
私はずっとピアノが好きだったのだけど
息子が産まれてから弾くことがなくなりました。
そして引っ越しの度に持ち歩くのが不可能になり
一人暮らしで足の悪くなった父と
その愛犬鉄を引き取り同居するときに
とうとう大事なピアノを手放しました。
引き渡しの前日はきれいに磨いて1曲弾いて「ありがとうね」と
長年の感謝の気持ちを伝えました。
赤茶色の木目のきれいなピアノでした。
もうピアノを弾くこともないなって思っていた。
そんな私に、
友人が「もう使わないキーボードがあるのよ」と
連絡をくれたことは
なんという運命なのでしょうと思いました。
もう何十年ぶりでしょうか!!
もう昔のように指が動かなくなってるけど。
義父のお世話と仕事、食事作りの合間が
私のピアノの練習の時間です。
お鍋で煮物しながらだったり!(台所ですからー!)
あっという間に時間が経ってしまって
作るおかずの数が減っていたりして・・・・
そして私の弾くたどたどしい曲を聞いてくれるのは
この3人組と。
鉄子さんです!
今はその友人にもらった楽譜「人生のメリーゴーランド」と
妹がアレンジしてくれた「天国への階段」を練習しています!
どっちも大好きな曲。
そしていつかは昔々少女のころに挫折して弾けないままになってる
「幻想即興曲」が弾けるようになりたいです。
夢のまた夢ですが。
突然にやってきたキーボード。
還暦を迎えこんな日が来るとは思わなかったなー
新しい日々。自分の好きだったもののことを思い出し
心が震える思いです。
鉄がいたらこうやって
横で聞いてくれていたかな?
父が鉄を一人で飼い始めたころ
私はせっせと父の家を訪れ
鉄を可愛がりました。
キーボードなんて弾くはずもないのに・・・
息子が壊したキーボード、こんなものまで持って行ってたみたい。
ちびっ子鉄の可愛さったら!!
—————読んでくださってありがとう。————————–
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