14歳のお誕生日の鉄子へ

鉄子のガン闘病記 3

「2015年、3月1日お誕生日当日」

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私はこの日を特別の思いで迎えました。
しこりが歯が原因ではないかということで
治療していましたが
がんではないかとも密かに思っていたので
そうであればいつ体調が悪くなっていくかという不安が
ありました。

2月になって
食べることも好みが変わってきた鉄子を見て
その思いはよけいに強くなり
夜、眠れない日もありました。

でも、
「毎年のように楽しい誕生日の日記を書く」
ことを目標に色々と画像を用意したり
写真を撮りためていったりしていました。

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この頃から、お首にかけるゴムなどは、しこりにあたるといけないので
なるべく使わないようにしていました。

頭に乗っけるリボンなんかを使っていました。

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お誕生日前にいただいたピンクのウサギさんと一緒に。

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指人形になってるウサギさんを動かしたら
すごく不思議そうに見ていたのが
可愛かったです。

 

お誕生日にいただいた素敵なお洋服を着た鉄子は
少し大人びて
ちょっと大げさですが人間の女の子かと思ってしまうほどでした。

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ホワイトドレスにティアラ。

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真っ赤なドレスも可愛かったね。

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上向いてと指差すとリクエストに応えてくれた鉄子。

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Queen tetsuko 号でお誕生パーティーに出航したんだよね。

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この笑顔が好きでした。

14歳お誕生日の記事の最後は

「できれば・・・・

ずっとこのまま、みなさんと船の旅を続けとうございました。

また、皆様とXデーのパーティーでお会いすることを

お約束いたしましょう!」

という鉄子の言葉で締めくくりました。

この言葉を書いたとき、私は「絶対に鉄子は15歳のお誕生日も迎える」と

強く念じ願っていたはずなのに

どうしても「来年」という言葉を入れられなかったのだと思います。

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そしてこの3月のカレンダーの台詞は

鉄子のしこりに気づくずっと前に

不安も何も無いときに考えた台詞でした。

ただ、ただ、「来年の15歳も元気でいっしょにいてね」

という気持ちをこめたものだったのです。

今読むとちょっと切ない。

 

でも、鉄子は心の中にいつまでも生き続ける、

私の側にいつも寄り添って永遠に一緒なんだと思う。

 

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「おかあさん!鉄子はずっとずっと一緒なんだよ。

ほら!ここにいるんだよ!」

ありがとう!鉄子。

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お誕生日まで

鉄子のガン闘病記 2

「2015年2月から3月1日お誕生日まで」

最初から
鉄子に苦痛を与える治療はしない
痛みや苦しみを和らげる手段をとるだけと決めていました。
つまり積極的な治療はしないという決意です。

なので・・・私の日記はきっと
同じお口のがんの病気のワンちゃんの参考には
ならないでしょう。

この記録は私と鉄子の
思い出として書いていきますね。

あの当時、大変だったけど
落ち込んだこともあったけど
思い出すと可愛い鉄子の思い出がいっぱい。
闘病記というほど大げさな内容ではないのですが
事実を写真と共に残して行きたいと思います。

書いていくうちに
胸の中でつかえたままの悲しい気持ちが
砂のように砕けて私の体の中から
風の中に散っていく気がします。
そうなったらいいなと思いながら・・・。

写真は鉄子の可愛いお顔のものを載せたいと思います。

私のパソコンファイルには辛い顔の鉄子の写真は1枚もありません。

具合悪いときはカメラを向けずにきましたので。

ただ、最後の3日間に病院に行くのも負担になる状態のとき
私だけ先生にアドバイスを求めに行くかもしれないと
お顔の写真1枚と少し息が荒いときの動画を二つスマホで
鉄子に悟られないように撮ったものが残っています。

でも、それをここに載せることはありません。
鉄子は最期まで一生懸命楽しく好きなことして生きて
わがままいっぱい可愛く甘えて過ごしました。

————————————————

1月20日にしこりを見つけて
歯の炎症を抑えるための治療を開始しました。

主に抗生物質、消炎剤、
サプリメント(Dフラクション液体)

2月半ばにはいったんしこりがわからなくなったときがありました。
「やはり歯だったんだね、」と主人と喜んだ日でした。

今後のことを考えて
そのころから栄養値の高いものを
下痢しない程度に欲しがった時に食べさせるようにして
体重を増やしていきました。
それがのちのち鉄子のためになりました。

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節分の鬼になったよ!

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「お豆くださーい!」

 

2月の様子はご飯はむらが出たけれど
食べないわけではなく
好き嫌いが激しくなったという感じで
オヤツは好物が変わったけど欲しがりました。

日常、鉄子のオヤツタイムは
ブログ用の写真を一緒に遊びながら撮るときのご褒美でしたので
鉄子が「モデルさんするからおやつくださーい」と
隣の部屋に行けば、
写真を撮りオヤツをあげていました。
そのおやつもその頃から体重を増やすために
多めにあげています。

しこりはおさまったり
また少し目立つ日もあったりとしましたが
痛みもなく鉄子自身も変わらない日々を送った2月です。

3月1日の14歳のお誕生日が来る事が
待ち遠しい毎日でした。
どうかその日まで体調など崩しませんようにと願いました。

カレンダーの日付を見ながらブログの写真を撮っていたのを思い出します。

以下の写真は2月後半です。

少しお顔が腫れた感がありますがすごく元気でした。

私はがんかもしれないと思いながらも

ちがうかもしれない。

しこりは消えるかもしれない。

だからそれを信じてブログにはまだ書かないと決めていました。

書くと悪いほうに流れそうな気がしていたのです。

今思うと鉄子のために、毎日今までと同じように写真とってブログ書いてと

変わらない日々を送らせてあげれたということで正解だったと思っています。

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お気に入りの帽子とセットのお洋服で。

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ままままさんに作り直してもらったチャームをしています。

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おやつほしいなー

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おかあさん!あそぼー

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お洋服着てない鉄子だよ。

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おやすみなさーい!

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「いらっしゃいませー
スリッパをはいてくださいませー」って
お客様のご接待。

可愛いなー鉄子!

まだまだ鉄子が遺してくれた可愛い写真いっぱいあるよー

ありがとうね、鉄子。

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鉄子、最初の異変(2015.1月)

鉄子のガン闘病記 1

こんばんは。
色々な事情でコメントのお返事が書けないままですみません。
これから少しずつ鉄子の記録を
ここに書いていきます。
当時、書かなかったことなどです。
少し暗い日記になりますので
辛い方は飛ばしてください。
コメントも申し訳ありませんが
お返事書けないと思うので
ほんとに気にしないでくださいね。

私の気持ちをまとめていくこと
鉄子のブログを少しずつ締めくくっていくことは
私の今の不安状態(ペットロスとも言う)を癒していくと
信じています。

そして、もう鉄子はあの日、息を引き取ったということを
いまだにわかってないんじゃないかと思われる自分に
はっきりと自覚させるために書いていきます。

時々日々のことなど、つれづれに書きながら
ゆっくりいきますね。

今までの鉄子の写真もたくさん載せて行きたいと思います。

————————————-

2015年1月
鉄子のあごのしこりに気づいたのは主人でした。
いつも鉄子は主人に抱っこをせがんで
膝に飛び乗っては体を長い時間なでてもらっていました。
私のほうを得意そうに見ながら。

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そして
それは2015年分の鉄子カレンダーを全部仕上げて
宛名書きをしていたときのことでした。

 

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「なにか右あごにちいさくて丸いものがある」と
主人が言うのです。
「がんじゃないか」とも言いました。
私は血の気が引きました。
「うそ!」と言いながら
触ると確かに数ミリの丸い感じのものがありました。

私はそのときまで全く気がつきませんでした。
毎日鉄子の写真を撮っていたけど
何の変化もない顔だった。
大きい口を開けた写真にも何も写っていませんでした。

その翌日病院に行きました。
2015、1月21日のことでした。

行く前に主人が
「たとえ、ガンであっても手術はもうしない」と言いました。
私もそれは同じ気持ちでした。

鉄子は私の不安症から今までちょっとでも体重が落ちたとか
ご飯食べないとか下痢とか・・・
主人には大げさだ、大丈夫だろうと言われながらも
病院行っては
いろんな検査してました。
アジソン病の検査もしたことがあります。
その経過で
2010年5月に心雑音があり検査の結果
僧帽弁及び三尖弁閉鎖不全症が見つかって
ずっとエナカルドを飲んでいました。
その心臓病に関しては毎年1回、半日入院の検査もしていて
毎年、少しずつの進行はありました。
佐賀に越すとき飛行機に乗せることを相談したとき
獣医は「今回を最後にしてください」と言われました。

14歳という高齢にくわえ、こんな心臓だったので
全身麻酔は危険であるとわかっていました。

しこりを見つけた翌日の
診察で内臓のエコー、そして全身レントゲン。その際に
特にそのしこりの部分のレントゲンを撮ってもらいました。

胸には影なし。(もしも首のものがガンで進行してれば胸に転移があるかもということで
私が希望して撮ってもらった)
しこりのある部分の歯の根元が黒くなっているが
あごの骨としこりの間にモヤモヤしたものはない。
その部分の組織を取る検査には麻酔が必要。
先生の見解も麻酔は危険であるから避けたいとのことでした。

そのときのレントゲンでは
先生は歯の根が化膿していて
化骨形成を起こしているのではないかという見解でした。
鉄子がこのとき口を大きく開けていたのですが
その部分には異常は見られず、
歯の根っこの炎症を抑える治療を始めました。
でも、私は気持ちの奥では不安を感じていました。

そのときに先生は
もしもあごのガンであれば
顎ごとごっそり切除する方法がある、
しかし、大きい病院に行く必要がある。
そしてそういう手術をすると
鉄子のような小さい子はかなり回復に時間がかかる。
しかし、麻酔が無理であるので
たとえガンであってもその手術は危険すぎる
抗がん剤、放射線治療もあるが副作用に耐えられないかもしれないと
「がんであればこういう治療法です」のような
話も一応してくださいました。

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出来上がったカレンダーを前に。

この後、鉄子と一緒に郵便局に出しに行きました。

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しもむら農園のいちご、美味しかったね。

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さぶろーが買ってくれた赤い花のチャームが壊れて

オレンジのものに切り替えるときの写真。

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お花の冠をかぶって。

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シャンプー前の鉄子。お風呂が大好きだったね。
これらの写真は病院に行った前後数日のものです。

 

あごのしこりを見つけた当時
鉄子はまったく何も変わらず
元気でご飯もいっぱい食べて
走り回って
私のブログのモデルさんをして
おやつをもらって、ニコニコと
楽しい日々を普通に送っていました。

これからの鉄子との日々を
毎日を大事にしようと決意した日でした。

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