鉄子でっす。
今日はおかあさんが病院の日で
おとうさんも付き添いだったんだよ。
なので
鉄子はお利口にお留守番して
電話を受けたり
お庭の監視したり、
お洗濯ものをたたんだりって
がんばっていたんだよ。
そしたら
おかあさんたちが帰ってきたあと
テーブルにこんなものが!!
鉄子の盗み食い防止のカバーが・・・・
もう・・・
鉄子、盗み食いなんかしないのに。
今年からそんなことしないって決意したんだし・・・・
あれ!!
なんだかすごーくいいにおい。
もしかして!!
じゃじゃーん、
こ、これはすごく美味しそうなイチゴなんだよ。
お父さんのお米のお店の
「おいしいさがのおこめ」
の「しもむら農園」で作られたさがほのかって
イチゴなんだよ。
真赤で
大きい粒で、
美しいんだよ。
さー
イチゴがお皿に盛られましたよ。
もうすぐ3時だし。
鉄子のおやつに違いないって思うんだよ。
「おかあさま!
鉄子は今日、お留守番していたから
これは
きっとご褒美ですよね?」
「そうだねー
おりこうさんの鉄子さんに
今日はイチゴを一粒進上いたしましょうね!」 母
「えーーーまじ!!
一粒って!!!
鉄子、もらったことないよ」 鉄子
むふふふ、
でかいでかい、
でっかいイチゴー
イチゴの歌歌いたくなったよ。
れろーん。
あはーん。
「かぷっ」ってして
ちょびっとずつ食べてたら
おかあさんが
「待て!」だって・・・・
「1回、かぷってしましたからには、
このままいただきとうございます。
もうかなーり小さくなっておりますし。」 鉄子
「おかあさま、
手をおはなしくださいませ」 鉄子
「むむむむむー」
そして!
かぷって
イチゴは
おかあさんの手からはなれた!
やったー
イチゴは鉄子のものになりました。
「お砂糖がかかってるみたいに
めちゃ甘いイチゴなんだよ!
香りも色も最高なんだよ」
そして・・・・
その後、
リビングのテーブルに赤い物体が現れた!
あ、あれは・・・・
イチゴが食べたいときに
勝手にイチゴ隊長に変身する鉄子でありました。
イチゴ隊長の鉄子だよ。
大きいイチゴを1個もらったので
今日はもうもらえなかったんだよ。
また、明日、挑戦しようかなあ・・・
イチゴをもらうことだけ
考えながら
ねんねすることにします!
イチゴ大好き鉄子でした!
——
おかあさんは
今日点滴してきたけど
元気です。