鉄子のお世話

鉄子のガン闘病記 9

「8月終わり頃から」

鉄子は8月25日の朝、はじめて倒れました。
台所でお饅頭を食べた後
急に和室のお布団に走って行ったので
なんか変だなと
追いかけていくと、そこでお布団に
ばたっとそのまま右に倒れて
足をパタパタとしてた。
私は動転して「鉄、鉄!」と叫んでいました。

鉄子は3秒くらいですぐに蘇生してきょとんとして
「どうしたの?」って顔で抱っこをせがみました。

外出してた主人が戻ってきて
私の話を聞き驚いていたけど
鉄子はもう普通に戻ってた。

病院での診察では
心音には問題も無く、規則正しい音。
心臓で倒れたとは思えないとのこと。
少し貧血気味。
右顎の骨がほとんど溶けて外れていて
左側にもその兆候が見える。
顎の外(右顎の下)にも腫瘍からの浸出液が
出ていてそこに黒いかさぶたが大きくなっていました。

診察のとき
「この子は毎日ご飯食べて散歩行ってすごいね」と
先生にほめられた。
その頃、食事をけっこう食べていたので
体重も100グラム増えてた。

一度倒れた日からは、
朝起きたときに少し足がふらつく様子があったけど
午後には落ち着いて
また毎日夕方のお散歩を楽しんだ鉄子でした。

しかし、この頃から
顎の状態はどんどん悪くなっていました。
右顎は外れてるらしく
がくっと下がって
ご飯もかなり食べにくくなっていました。

あごの外に出来た大きいかさぶたは
時々べろんとはがれるので
主人がそっとはさみで切ってやりました。
主人だと鉄子はじっとされるがままに
なっていました。

あごは触っても痛がらなかったので
最後まで痛みが無いのは幸いでした。
痛みが強ければ痛み止めをと思っていたのですが
痛み止めは鉄子の場合、胃に負担が大きかったので
それを使わないですんだのはよかったと思います。

右側の腫瘍が大きかった場所の歯は
腫瘍に押されてはみ出していたのが
少しずつ抜けました。
朝起きたときベッドに
見てたとき床に落ちまして
今も大事にとっています。

いつも口の横からガンの分泌液がたらーっと垂れていたので
ティッシュでくるくる巻き取ってあげていて
それは主人がやるのがうまかったです。
私はへたくそで鉄子に叱られるので
指にくるくるっとして取ってやっていました。

最後に全身のシャンプーしたのは
しこりを見つけたころの2月5日でした。

2015.02.05の写真。

519
お風呂が大好きな鉄子でした。

520
濡れたお顔も可愛くて好きだったなあ。

521
子犬顔!って私が言ってた。シャンプー後にやる儀式でした。

522
気持ちよくっておもちゃでいっぱい遊んでた。

523
うきゃうきゃ。

524
ほら!鉄子、真っ白でしょ!ってお顔です。

 

その後、少しずつ症状が出始めて
「もう全身シャンプーは負担になるかもしれないから
やめよう」と思いました。
鉄子は家族以外に触られるのはだめなので
いつも家で私が洗ってやっていました。
もともと、元気なときも
あんまり頻繁にシャンプーするのは
鉄子の肌によくないと思って
1ヶ月半に1回くらい洗うだけの鉄子でした。
(毛を拭くのは時々、濡らしたバスタオルで拭いていましたけど。)

最後の頃
おしっこで汚れたり
ウンチがお尻につくことが多くなり、そんなときは
私がビニールのエプロンして短パンになって抱っこし
主人がぬるま湯シャワーでその部分だけを洗い
バスタオルでそっと拭いてやるという方法を取っていました。

夏には、川で泳ぐことを覚えたので
もう腫瘍が濡れるとか
あまり意識しなくなっていましたが
シャンプー剤を使うというのはやめたのでした。

525
(大喜びでどろどろになった日)

体の毛が雨の日にどろどろになったときなどは
その頃、皆様に教えていただいたり送ってもらった
洗い流さない洗浄剤のお湯に浸かったり
ウェットタオルで拭いてやったりしました。

527
私用の温泉水をぬるめにしてお腹までつけてあげていました。
だいたい、お風呂が大好きなんです。

528
この洗い流さなくてよい洗浄入浴剤を使ってました。
汚れが浮き出てシャンプーは必要なかったです。

 

 

鉄子の顎の下や胸の毛は分泌物で汚れるのですが
あまり気にしないようにして
手でほぐしたりしてあげていました。

手でほぐすときは
あごや喉をよく撫でてやりました。
なでるととても気持ちよいらしく
1時間も撫でてというので
時間が許す限り
いっぱいいろんな場所をなでてやりました。

529

 

8月24日に倒れてから
復活した鉄子でした。

しかし、
鉄子が元気でいつものようなお散歩に行けたのは9月9日までだったと思います。

神野公園の2015.9月9日。
いつものようにキャベツ、にんじん、クッキー、お菓子を持って
のんびりお散歩を楽しみました。
508
クッキーを食べる鉄子。

509
うさぎさんに嫉妬。

510
一人でビニール袋からサラダ菜とロースハムをバクバク食べました。
(私の作戦でわざとビニール袋に入れてここに置いてたのですが大成功だった。)

 

511
いつもようにおとうさんが鳩にあげるお菓子を
嫉妬で一緒に食べていました。

512

513

514

 

515
おうちに帰っておとうさんの布団で休憩。

 

517
そしてご飯を色々と食べて。

516

お夜食にササミジャーキーを粉末にしたものと
いただいたササミふりかけシリーズを食べて
お腹も満ちてのんびり自分のベッドで眠る鉄子でした。

この翌日9月10日は各地で大雨の被害が出て
テレビで堤防決壊した地域の救助を1日中流していた日でした。

同時に鉄子の体調も少し悪くなった気がして
10日は近所の畑の横をお散歩するのみにしました。
でも、少ないながらも炊き込みご飯など
食べてうんちもおしっこも正常でした。

そして翌日、お散歩中に
鉄子は倒れてしまうのです。

(辛い日記ですみません、
鉄子の記録として書いています。
コメントなど書きにくいので
読み飛ばしてくださいね。
今頃こんな記事ですみません)

—–ランキング参加中。よろしくお願いします——-
にほんブログ村 犬ブログ パピヨンへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 思い出・ペットロスへ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他日記ブログ つれづれへ
にほんブログ村

 

Posted in 鉄子のガン闘病記 | 11 Comments

春から夏、鉄子の日々

鉄子のガン闘病記 8

「お散歩三昧の日々、春から夏」

先生にもう輸液をしない
無理に延命しないと伝えてから
鉄子は最期の日まで
全く食べない日が無くなりました。
信じられないことでした。
ほんとうにがんばってくれたと思います。

4月後半から鉄子のために
毎日夕方の長いお散歩に行くようになっていました。
忙しい日々でしたが
私も、カメラ持ってたくさんの写真を撮って
笑ったりすることばかりで
楽しい毎日でした。

しかし、
毎日、食べさせることとの戦いでした。

最初、
一生懸命作っても
何も食べてくれなくて
いろんなものを時間かけて作って出しても
そっぽ向かれるというのが続いたとき
ショックで衝動的に
ベランダから作ったものを下にばら撒きたい!って
思った時がありました。

鉄子は何も悪くないのに・・・
わがままでもなく
食べられないだけだったのに。

私は食べさせることの大変さから
ノイローゼになりかけていました。

朝から食べてくれないと
私も真っ暗で
口数も少なくなってました。

そんな頃、公園に持っていったお弁当を鉄子が食べず、
私は公園でもう空しくなって主人に当たりました。

503
(うぐいす豆、ササミ、お芋など)

主人がそのとき、はじめてちゃんと
鉄子の食事に関与しました。

そして鉄子は私からは食べなかったのに
主人の手から食べたのでした。

そのとき主人が「あまり気にしすぎるな」と言いました。

その時から鉄子の食事に関して
主人も手伝ってくれるようになり
私の気持ちの辛さも少し軽減したのでした。

でもやはり最期まで食べさせるのには
すごく苦労して
私の気持ちの浮き沈みは気をつけていても
激しく出ていました。

だけど鉄子にはその気持ちを悟られないようにがんばってました。

今思うと
鉄子の闘病中、鉄子が食べたい気持ちがあるのに
何が食べたいのかわからず
大量の食材を買い込んでは悩み、
いっぱい作っては食べない、
食べそうだったので缶詰を次々開けても
食べず、捨てることになり
大量の生ごみを出すことになったり
食事を出すタイミングとか
薬を混ぜるタイミングを間違ったとか
そういうことに悩み苦しんだことだけが
辛かったこととして思い出すことです。

半生フード、カリカリフード、缶詰、猫用も買いました。
あとは人間の介護食や離乳食
お菓子、ケーキ、手当たりしだい買って
とにかく食べさせた日々でした。

一番よく食べてくれたのは
昼に作る焼きそばと焼きうどんでした。
鉄子のために毎日、麺の昼ごはん。
鉄子もわかっていて
それを待っててくれるのがいじらしかった。

そしてある日
お散歩の公園で鯉にクッキーあげたのを見た鉄子が
鯉にやきもち焼いてクッキーを食べたことから
公園に行くのには
キャベツとにんじん、クッキーやスイートポテトを持って
公園の動物たちと一緒に食べさせたことも
忘れられない思い出です。

505

鉄子の食べたいものはどんどん変わって行き
ほんとにそれは戦いって感じでしたね。

そして今は食事での苦労のことは忘れて
春から夏のことを思い出すとき
鉄子とのお散歩三昧の日々の
風景や楽しい思い出しか浮かんでこないのでした。

414

413

501

502

 

500

499

504

506

507

目を閉じて
思い出す鉄子との日々。

—–ランキング参加中。よろしくお願いします——-
にほんブログ村 犬ブログ パピヨンへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 思い出・ペットロスへ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他日記ブログ つれづれへ
にほんブログ村

Posted in 鉄子のガン闘病記 | 14 Comments

鉄子からの年賀状

去年の12月30日の鉄子です。

年賀状を書いてる鉄子って内容の日記でした。

————以下その日の日記より——————-

鉄子は今日も忙しいよ。

ぴしっ!

145

年賀状の宛名を書いてるんだよ。

まだ鉄子年賀状のデザインは内緒なんだ!ふふ。
急いでやったから、ちょっとしょぼいんだけどね。
146

今からだから
きっと元旦には間に合わないよー
絶対に間に合わないよ
147

でも、みなさん、待っててね。
————————————————-

来年2016も鉄子の年賀状が皆さんのおうちに届く!予定です。

おかあさん!
鉄子が応援してるから
がんばるんだよ!

497

必勝ハチマキは鉄子の引き出しに入ってるからね。
おかあさん、使ったらいいよ!

鉄子
—————
みなさん、コメントありがとうございます。
お返事ができないままどんどん更新してすみません。

わたし、ほんとに喪中と思ってないです。
なので、年賀状出しますね!
また送ってくださる方!うれしいです。
ありがとうございます。

鉄子の年賀状、ただ今作成中でございます。

—–ランキング参加中。よろしくお願いします——-
にほんブログ村 犬ブログ パピヨンへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 思い出・ペットロスへ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他日記ブログ つれづれへ
にほんブログ村

Posted in 愛子のつぶやき | 20 Comments