あいこです。
こんばんは。
昨日までは鉄子の親戚さんの
かわいい、愛情たっぷりのお話でしたが・・・・
また、さぶろー鉄子の悲惨なお話に
戻ります。
さぶろーはブログをはじめたころ、
格好つけて自慢話ばかり書こうとしていたのですが
ある日、自分の失敗話を書いたら
受けたことがあり、
それから、書くものも
ありのまま、あらわすようになっていました。
私に叱られたことなんかも・・・・
さて今日は
鉄子の食糞もおさまってきた生後3ヵ月ころのこと・・・・・
——さぶろーの遺稿より——-
鉄の噛み癖と失言
鉄は食糞が収まってきた。
だが、次にやっかいなことが。
それは、噛み癖である。
遊んでいても噛むし、
そばを歩くだけで脚に食いついてきて
食いついたまま離れない。
そして、あの細い針のような歯が
わしの足にささって痛いのだ。

(顔が細くなって、一人遊びができるようになったころ)
長女にも婿どのにも
だれにでも噛み付いてしまう。
しかってもしかっても、それをやめさせることができず
わしは途方にくれた。
かわいいのはかわいいが
噛まれたときの痛さで
この先、どうやってしつけていったらよいか
もう自信を完全に失った。

(お座りをおしえていたころ、)
そんなある日、
長女と婿どのが華屋与平に飲みに行こうと
誘ってくれた。
鉄はケージにいれていく、
しかし、その当時、ケージに鉄を戻すのは
至難の業だった。
なかなか入ってくれずに
今まで人との約束にも遅れたこともあった。
その日も、昼間鉄に手足、耳までかみつかれて
血だらけになって
絆創膏だらけのわしだった。
かなり、うっぷんがたまっていたのは間違いない。
酒を飲み始めて、長女だけだったら言わなかったと思うが
婿どのが「鉄、かわいいでしょー?」と聞いてきたので
思わず愚痴が出て
「犬なんか飼わなければよかった。どこにもいけないよ」
と失言してしまったのだ。
その言葉を聞いた長女がやはり
わしに「おとうさん!何でそんなこと言うの!
おとうさんが欝になったから元気にしようと飼った鉄でしょう。
鉄だって、お父さんのところにきて
なついてるのに、何そんなこといってるの!
鉄がかわいそうでしょ!」と
それはすごい勢いで怒り始めた。
婿どんもなだめるも
長女の怒りは静まらず、
翌日も「もうあんなこと2度と言うな」と
お叱りを受けたのだった。
失言であった。

(ジャーキーが好きで
お座りもそれ欲しさにおぼえました)

(まだかわいいピンクのベッドも健在でした。)
しかし長女が「そんなに悩んでいるなら、犬の
調教の先生に来てもらう?」とわしに聞く。
長女もわし一人で鉄をしつけるのは
困難であるとわかっていたのだ。
わしはそのとき、パーーーッと
世界が明るくなったような希望を感じたのを覚えている。
「犬の先生」なんとすばらしい。
この老人だけではとうてい躾できないであろう鉄。
専門家の先生が何とかしてくれる。
長女がさっそくインターネットで
調教の先生を探してくれ、
翌週から週に3度来てくれることになったのだった。
そのころ、
わしは鉄のあまりのお転婆ぶりにふりまわされ、
パピヨンについて調べてみた。
買い込んだ綺麗な写真の飼育本は
ほとんどが、しつけのしやすい、無駄吠えも無い
飼いやすい犬となっている。
が、インターネットで長女が調べてくれた情報には
「動きが激しく、老人にはむかない犬」というのが
あちこちにあったらしい。
やはり・・・と長女と笑ったものだ。

(しつけの先生が来ることで
明るく笑うさぶろーです。)
でも、調教の先生さえ来てくれれば!
鉄を名犬にできるのだ!
希望に燃えるわしに
翌週からさらなる試練が降りかかるのであった。
(続く)
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あいこです。
この当時、鉄子は可愛い盛りでしたが
噛み癖がひどく、私たちも色々やったのですが
皆傷だらけになって困り果てました。
私が1日つききりで見てやれなかったので
さぶろーが一人で奮闘していたので
さぶろーもうっぷんがたまっていたのは事実でした。
でも、前に犬を飼ったこともあり
「犬のことならまかせておけ」と言ったさぶろーが
そういう弱音を吐いたとき、
鉄子のことがかわいそうで
私も、子供を叱る様に怒ってしまったのでした。

でも、さぶろーの失言は
子犬を一人でしつけることの限界をあらわしていると思い、
ネットで調教の先生を探し
手配したのでした。
さぶろーの失言は鉄子のこと以外にも
たくさん有るのですが
この失言はかなり私を怒らせたので
今でも主人にそのときのことを言われています。
では、又明日に続きますね。