遺稿:鉄の困った癖でさぶろー大慌て


あいこです。
こんばんは。
さぶろーと鉄子の二人暮しの日々は
今思うと、大変なことがいっぱいあって
目が離せない感じでした。
私はほとんど毎日通いつめて
さぶろーと鉄の面倒見てましたが
私も犬を飼うのははじめてて
わからないことだらけでした。
最初に「犬のことはまかせておけ」と言ったさぶろーが
まったく当てにならないとわかったころ
妹にメールで「あの二人だいじょうぶだろうか?」と
しょちゅう相談をしていました。
おもちゃで遊んだりし始めたころ
やりはじめた困った癖。
調べるとよく起こることのようですが
やはり最初はショックでした。
そんな、少しお恥ずかしい話ですが・・・・
—-さぶろーの遺稿より——
鉄の困った癖

鉄がケージの外のトイレでも
排泄が少しずつできるようになったある日。

(このおもちゃが大好きでした)
「やはりわしの犬のしつけはうまいんだ」と
自信を取り戻しかけたそんなころ、
鉄が自分の糞を食べているのを発見した。

(おもちゃで遊ぶかわいい子犬の鉄子です。
今日の日記の内容を打ち消すようにかわいい写真をば!)
昔、農学部で獣医の手伝いをしていたころに
犬などのどうぶつではよくあることとして聞いていた。
しかし自分の飼い犬がそれをするのをみるのは
かなりの動揺があった。

(この座布団もぼろぼろになってかわいそうな運命をたどる)
まず、叱ってみたが
くわえたまま、逃げ回られて、部屋がとんでもないことになった。
鉄はわしに追いかけられ
かえって喜んでしまって
被害にあった場所が増えてしまった。
おまけに鉄も
汚れているし、困った困った。
その顔でわしを舐めにこないでくれと
願った。
また、こうなったら、おばちゃん(長女)に登場願うしかない。
臭くて足の踏み場も無い部屋から
すぐに電話。

(このじゅうたんも捨てなければいけなくなる限界まで使った)
長女はまた色々調べて
やってきた。
そして部屋の中の惨状に
悲鳴を上げながら掃除をしてくれた。

そんなときは
わしはいつも
長女が好きな
おいしいコーヒーを入れて
待っている。
部屋の掃除がやっと終わり
わしが鉄が糞をしたらすぐに唐辛子を
混ぜたらどうかと聞いたら
「唐辛子食べてしまったら、刺激で下痢するに決まってるし、
こんな小さい体だからそんなのだめ」と
またいつものように却下された。

じゃあ、どうしようというと
ビターアップルという苦いスプレーを買ってきたので
それを糞に吹き付けてと言う。

そんな相談をしているわし達の横で
また鉄が糞をする。
そしてくわえた!
「その瞬間に吹き付けなきゃ!
そしてすぐに取り上げる!」と
さっそく厳しいお叱り。
わしは飛び上がるが
もう間に合わない。
そして、この日から、
わしと鉄の食糞の闘いが始まり
それはしばらく続いたのだった。
結局ビターアップルかけても
同じだったが、少しは効果があったと思う。
今思い出すと大変な試練だったが
そういうわけか、ある日、ぴたっと
その困った癖は終ったのだった。
(そして、次の試練がさぶろーを迎えるのだった。)

(まだ鉄子がベッドに飛び乗れないので
余裕で寝ていたころのさぶろー)
————今日の鉄子————————————–
鉄子でっす。
今日は、すッごく寒かったよね。
で、これはーなんでしょう?
ふふふ

あ、何か黒いものがー

へへへ。
昔の困った癖をばらされたから
隠れてるんじゃあなくて
寒がり鉄子でしたー
ここで、おかあさんが
鉄子のご飯を作ってるのを待ってるんだ。

待ってる間も、毛布をかぶってあったかくしてるんだ。
遠赤外線のストーブは
ほわーってあったかいから
この場所は特等席なんだよ。
じゃあ、みなさんもお風邪ひかないようにね。
鉄子でしたー
 
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遺稿:子犬に首輪をはじめてはめた時。


あいこです。こんばんは。
さぶろーの遺稿を毎度読んでいただきありがとうございます。
さぶろーは生前、毎日の日記のための文章と
自分で「鉄子物語」として
最初の出会いからをメモ書きや
長編など、ノートに書いてたり
ブログの下書きに入れてありました。
さぶろーが脳梗塞で倒れるころ
鉄子もさぶろーも二人で体調を崩し
病気のことばかり書いていた時期があり、
「じいちゃん、元気になったら鉄子物語を
全部ブログにのせるんだ」と
張り切っていたものです。
つたない、切れ切れの文章もありますが
私の記憶で
つなげています。
さて、さぶろーが何度も話をしたがったものの
ひとつに「首輪」のことがあります。
—–さぶろー遺稿より—–
鉄にはじめての首輪

次女の家のシェットランドの花ちゃんは
わしに子犬のときからすごくなついていた。
わしがまだ鉄を飼っていないときのことで
花ちゃんと孫に会いに
よく次女の家に出かけて行った。
子犬だった花ちゃんに
首輪をはめる日に偶然出かけていったのだが
次女は花ちゃんが首輪をいやがるので
なかなかはめてやれないようだった。

わしの出番だ!
と思い、「ちょっと貸しなさい」と首輪をもらい
暴れていた花ちゃんの首に手をかける。
と、花ちゃんはじっとして
わしに初めての首輪をはめさせてくれたのだった。
みなに「さすが、じいちゃん!」とほめられ
まんざらでもない気分だった。
そして自分の犬になった鉄に
首輪をはめる日がやってきた。
首輪は近所のペットショップで
赤くてピンクの鈴が付いたものを選ぶ。
鈴は猫みたいだが
どこかで悪さしてるのがすぐにわかると思い、
鈴付きにしたのだった。
やはり鉄も嫌がった。
花ちゃんの比ではない。
長女も噛み付かれながら苦戦。
二人で押さえつけてやっと赤い首輪をはめた。
赤い首輪は鉄にとても似合った。
鉄という名がオスに間違われるので
赤い首輪というのは良い選択だったと思う。

首輪をはめた日、鉄は
1日中首を、後ろ足でかきかきして
落ち着かなかった。
でも、これでお散歩にも連れて行けるようになるな。


そうだ、次はリードも。
リードは長女がピンクなどかわいい色の混じったものを
買って来てくれた。
鉄はそれをまず、おもちゃと思ったようだ。
上から下げると
それに食いつきぶら下がり、
鉄が釣れる。




そして、首につけたら
すごく嫌そうに座り込んで
首を固くしていた。

こうやって鉄の為に
女の子らしいものを買ってやる機会が増えた。
長女の家からわしの家に来る途中に
ペットショップがあったものだから
長女もなんだかんだと
鉄におもちゅやベッドなど
買い込んでくるのだった。
そのころは
鉄のトイレの失敗以外はそれほどの悩みも無く
かわいい、かわいいといっておれば良かった奇跡のような
時期であった。
でもそれは短く終っていく。
次々とわしを悩ませる鉄の悪い癖が・・・・・
今だから話せる鉄の癖。。。
(又次回をお楽しみに)
———————-
あいこです。こんばんは。

今日から、鉄子のおとうさんは
数日佐賀に用事で出かけました。
これは出かけの写真ですが
鉄子はおとうさんが
キャリーを持ってたことで
また長くいなくなると思いこみ
今日は少し元気がありませんでした。
さて、鉄子の親戚さんのお写真を今週末に
記事にさせていたきますね。
お楽しみに。
 
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Posted in 鉄子のつぶやき | 10 Comments

遺稿:家中ぼろぼろ、家中がトイレに


あいこです。
こんばんは。
さぶろーの遺稿の続きです。
子犬の鉄を迎え、
てんてこ舞いのさぶろー。
犬を昔飼ったことがあるというだけで
自信過剰になっていて
鉄を低血糖症にしてしまい、
かなり落ち込んだところまでまとめました。
では、
今日は夜は一人で眠れ、
ご飯もまあまあ食べて
さぶろーも子犬になれた1ヶ月くらいのころです。
——さぶろーの遺稿より——-
家中がぼろぼろに。

鉄は歯が生え始めたようで
家中のものをかじりはじめた。

まずテーブルの脚、
椅子の脚。
わしのかばん、
玄関の靴。

しかってもうれしそうに
次の獲物に移ってかじり始める。

(さぶろーの碁会所用のかばんをかじった)

そしてとうとう、借りているおしゃれな家の柱を
かじり始めた。
そのころはすでにケージで留守番ができるようになっていたので
安心して碁会所に出かけたりしていた。
が、
ある日、家に帰ると
ケージにいたはずの鉄が
家の中を走り回っている。
(高速で廊下を駆け抜けている鉄)

そして廊下には木屑がいっぱい。
見ると、廊下の柱2本と
リビングの出窓の下の柱が
かなり、かじり取られている。
こりゃあ、引越しのとき、大家にしかられると大慌て。
長女が来たときに
ダンボールで柱やかじるところを覆ってもらった。
かなりかっこ悪いが仕方ない。
さらに、ケージの中のトイレで
なんとなく、排便などできていたのに
ケージから脱走した日から
遊ばせていると
家中、あちこちにおしっこなどするようになってしまった。
困った。

(部屋に置いたトイレは無視してた)
そして、便をするとその上に座ってしまう。
それで
便がお尻に付いて
わしが追いかけても逃げるので
完全にふき取れないまま、乾いてしまう。
そして、また長女に電話する。
「あのなあ、鉄のお尻にうんこが付いて
とれないんだよねー
鉄を洗いに来てください」と
丁重にお願いする。
だが、長女も家で仕事をしてるので
すぐにはこれない。
「おばちゃん遅いねー」と鉄を抱いて
なでながら長女を待つ。
そのうちにすっかりうんこは乾いて
お尻でせんべいのようになっていくが
わしはもう鉄と戦う気力も無く
ただ、ひたすら鉄と一緒に
おばちゃん(長女)を待つのだった。
そして、長女は
自宅から鉄のお尻を洗いに走ってくる。
小さい鉄は長女が大好きで
お尻にせんべいうんこをつけたまま
半狂乱で迎える。
が、わしと鉄は毎回
しっかりおばちゃんに説教されなければなら無いのだった。

(かりかりご飯を食べられるようになっていた鉄)
わしは皆に「犬はまかせろ」と言っていたが
鉄はお転婆すぎて
わしはかなり自信をなくしていた。
だが、妻を亡くし失望の日々の欝の状態は消え
毎日、鉄のかわいさに癒され、
お転婆に振り回され毎日、ぐっすり眠れるようになっていた。
(まだまだ続く、鉄とさぶろーのめちゃくちゃな日々)
——-鉄子の日記—–
今日の鉄子ですよー
寒い夜に備えて
ふりーすの毛布を買ってもらったよ。
おそろいの骨の形の枕が付いてんだよ。
この色はにいたんが
選んだんだって。へーー。


そして枕で大暴れしたよ。



枕で大暴れした後、
ベッドも運んできて
リビングは鉄子のものだ!って
叫んだよ!!

今も、好き勝手
お転婆鉄子です。
さぶろーが
毎日、かわいくてかわいくてたまらなかった鉄子ですが
最初は一人で鉄子の面倒を見るのは
やはり老人のさぶろーには大変なことでした。
それを思い知ったさぶろーと
私たちの怒涛の日々。
まだまだ続きますので
又読みに来てくださいね。
あいこ
(私のアトピーの不調でコメント、メールのお返事が
遅れていますこと、お詫び申し上げます。)
 
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Posted in 鉄子のつぶやき | 6 Comments