鉄子でっす！
こんばんはー
おかあさんたち、この前、車で
迷子になったんだって！
だいじょうぶだった？
鉄子は迷子になったら泣いちゃうよ。
「でもね、迷子になったら、すごい海に着いたよ」母
えーーー海、
いいなあ、
おかあさん、鉄子に迷子のお話聞かせてよ。
でね、おかあさんの長いお話が始まったよ。
お天気の良い日、おかあさんたちは
ナビが着いてない車でお出かけしたんだって。
目的地は佐世保。
そしてお刺身定食を食べたいなって思ってたんだって。
どんどん進んで
佐世保に着いたけどもっともっと走ったら
どこにいるかわからなくなった。
トンネルを抜けると・・・
あ！海かも。でもどこだろう。
すごい！やっぱ海だよーー
そして
迷子になったおかあさんたちが
偶然にたどり着いたのは
「日本本土最西端の地」
すごいーーきれい。
おかあさんは
はじめてみる絶景にどきどきしたって。
必死で階段を降りながら撮影するおかあさん。
最西端のモニュメント。
そして！すごい海風。
おかあさんは
まだ抗がん剤で抜けた髪が生えそろってなくてウィッグなんだ。
飛ばされないように
頭を押さえるおかあさん。
船が素敵だった。
人面岩？？
そして、お刺身定食を求めて走るけどお店がなくて
道の駅でたこ焼き食べて。
おいしかったって。
もうおうちに帰ろうと走るうち
「あ！きれいな橋だ」って渡ったら、
それは平戸大橋だった。
知らないで渡ったおかあさんたち。
そこはもう平戸島だったよ。
きれいな島でほんとはもっともっと先まで行きたかった。
でも、もう帰らなきゃ。
Ｕターンして
佐賀目指したって。
線路脇には
菜の花がたくさん咲いてた。
春の気配。
そして！
帰り道もいっぱい迷ったけど
いろんなきれいな道を走って
おうちに帰ってきたんだよ。
おかあさん・・・
お話長かったね。
鉄子、眠くなっちゃったよ。
鉄子ね、ねんねするよ。
ひろーい海でお船に乗る夢を見るよ。
今度は一緒に連れて行ってね。
みなさん、おかあさんの長いお話読んでくれて
ありがとうございます。
鉄子
