「パピヨン鉄子物語 その18」
破壊女王鉄子へ
鉄子と父があの東久留米の家で
二人で住んだのは
2001.4.20から
2003.6.5までの
丸2年でした。
鉄子は色々ありましたが
調教の先生のおかげで
噛み癖はなくなり
1歳になってからは父もなんとなく、穏やかに?
鉄子と暮らしていた時期でした。
でも、まあ、私は毎日お世話に行かないと
どうしようもない二人でしたけどね。
どのワンコも成長過程で
破壊時期がありますよね?
鉄子もちょうどそれがピークでありました。
そして、あちこちにぶら下がってるカンカンに注目!
コーヒーやビールの空き缶をひもでしばって父の椅子の横や
ベッドの横、あちこちあちますね。
これは調教の先生に習った方法で
カンカンの金属音が怖くて飛び乗ったらいけない場所につけておくと
鉄が自然と飛び乗らなくなるというものでした。
確かに怖がって鉄子には効果がありましたが
お客さんが来られた時、いつも笑われていたと思います。
クッションもぼろぼろですねー
この父のベッドは母の形見で「タンスベッド」(だったかな?)なんです。
引き出しにもいっぱい入って
ベッドとして使わなくなった時は分解して重ねるとタンスになりました。
しかし・・・このかっこ悪いカンカンはいかがなものか・・・
そしてこの下の写真は後のもので
カンカンがあってもその間をうまく避けて
父のいない間にベッドに上って
おしっこするようになってしまったので
ベッドを左の壁にくっつけ
ベッドの周りをカラーボックスで覆った時ですね。
1か所にスノコで扉みたいにしてそこから父はベッドに上がってました。
右の小さいテーブルセットは
低いソファだと鉄子が飛び乗って
盗み食いをしてしまうので、
飛び乗れない高さの椅子とテーブルを買ったのでした。
このころはこんな感じで
鉄子に合わせて模様替えしたり
何か買い足したりしてました。
父はもう可愛い鉄子のために楽しそうに
何でも買ってましたね。
そういう買い物がうれしい様子でした。
こうして
父の一人掛けの小さいソファーは
鉄子の寝床にされてしまいました。
下の写真の一人掛けの座り心地のよいソファ。
そして
わがまま放題の鉄子様。
私がせっせと買ってあげたベッドを破壊しようとしています。
ああ・・・・こんなことに。
でもまだ使えていました。
ある日、とうとう、スイッチが入って・・・
ここからは
父が笑いながら撮った写真です。
もう、この後、私はこういう柔らかいベッドを
鉄子に買ってあげませんでしたね。
ただ、父の家に行く途中に大きいペットショップがあって
ついつい寄ってしまう私は
ベッドはもう買えないなあと思って
おもちゃをたくさん買い込んで鉄子に与えていました。
ほんとにあの頃は家じゅうをかじってぼろぼろにして
父の靴、スリッパ、コート、かじれるものは
なんでもいいから破壊するって感じでした。
鉄子の場合はそれを飲み込んだりはしなかったので
父は笑って写真撮って私に見せていました。
まったく・・・ここでしつけを失敗していますね。
破壊女王鉄子!
「あ!やべ!ばらされちゃったんだよ」 鉄子
「あははー、かわいいお顔してごまかすんだよ!」
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そして、私は自分のキーホルダーにつけた父の家の鍵で
勝手に開けて入っていたのですが
父の家の1本道にさしかかったらカギをカバンから取り出していました。
そんな、ある日、父の家からまだ遠い場所なのに
キーホルダーの飾りとカギがカチャカチャいう音と同時に
鉄子のきゃんきゃん鳴く声が聞こえました。
偶然かな?と思ったら
翌日も同じことが起きて
どうも遠くの音でもそのカギの音で私だと判断して
「じいたん!おばちゃん!来たよーー」って鳴いていたようでした。
それから父も鉄がはげしく鳴くと
私がもうそこまで来てるとわかって
コーヒーを入れ始めるようになったようでした。
私がカギを開けると
廊下のゲートのところに
コーヒーの香りとともに鉄が飛び出してきて
体をよじって尻尾をふりふりして歓迎してくれるのがうれしくて。
そして父の入れたおいしいコーヒーを飲むのがとても楽しみな毎日でした。
懐かしい思い出です。
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