「パピヨン鉄子物語 その8」
首輪をつけるまで
大変な初日の翌日は
父は私を呼べばなんとかなると安心したようでした。
下記はその時の父の日記
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鉄は、その次の日も、夜中までケージの中で
クンクン言っていたが、朝方から、静かに眠ってくれた。
起きてから
フードも食べてくれた。
ケージの中でクンクン泣くので
出してやる。
くんくん泣けばわしがあやすしかないだろう。
抱っこしてやれば甘えて懐にもぐりこんできてかわいかった。
しつけは、きっといつか自然とはよい子になってくれるんじゃないかと
楽観していた。
鉄はケージから出すと、かってにあちこち歩き回って一人遊びをしている。
(私が買ってやったおもちゃ。)
午後には長女が来てくれると電話があったので
わしと鉄は「おばちゃんが掃除してくれるから家の中がめちゃくちゃでもいいよな!」と
目を合わせて笑っていた。
そして鉄は「じいちゃん、遊ぼうよ」といういたずらな目を
ちらっとわしに送ってくるのだった。
午後になって長女がやってきた。
「おばちゃんがきたぞー!」
鉄は大喜びで小さい尻尾をプリプリ振って迎えていた。
わしは気が楽になって長女の為にコーヒーを入れるのだった。
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(ここから愛子です)
というように、私たちが助けてくれるとわかった父は
翌日はかなり落ち着いて
鉄子の可愛さを堪能していました。
そしていつも私が行くと
美味しいコーヒーを入れてくれていました。
おしっことうんこはその日からは
ケージの中でしたら
外に出してやるというようにしましたが
そうはうまく行かず
やはりじゅうたんの上にもやっちゃってました。
もうこのじゅうたんは
鉄子が汚してしつけが終わったら
捨ててもいいと考えようと言う事になり
父は更に気が大きくなったようでした。
この下の写真、暗いですがその日の父と鉄。
ベッドの横にあるのは鉄のケージで
まだ夜は肌寒かったあの頃、父がダンボールで囲って
バスタオルをかけてやってました。
まだ小さい鉄子だったので
ベッドには飛び乗れなかったので
こうやって父のベッドによって行って
頭をなでてもらってました。
(あ!後ろにドールハウスの本がありますねー)
一丁前に何かを狙ってる鉄子。
ボールでした。
大きいボールと戦う鉄子。
キーボード弾いてくれないかな?って思って持って行ってみた。
数日後
父が鉄を撫でながら
「そろそろ鉄に首輪をつけてやりたいな」と言いました。
「鉄は女の子だから、赤がいいな、
今から買いに行こう」
と父の家から歩いて10分くらいの場所にある大きいペットショップに
二人で買いに行きました。
そして父が鉄の為に選んだのは!
真っ赤な首輪でした!
ねー、おばちゃーん、これなぁーに?
お首に何かつけられちゃったよー (チビ鉄子)
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