「パピヨン鉄子物語 その38」
父が要介護になるまで
2008年9月27日に心筋梗塞で父は手術、入院しました。
退院してから元気になったと思われました。
病院の先生にも「タバコを止めなさい」と言われ
がっかりしながらもタバコを止め
量を減らして晩酌でお酒をちびちび飲んでました。
これで落ち着いてくれたらいいなあと思っていた矢先に
立て続けで体調を崩し
救急車もくる騒ぎがありました。
鉄と父がブログをはじめて
最初の頃の記事でそのことを書いたのがありました。
私も主人もまだ登場してなくて
この記事で初めて鉄子の変装で登場してますが
もう、すごいバカっぽくて笑えます・・・・
お恥ずかしいですが
改めて父のことを説明するより
この鉄子の説明の方が面白いので
このまま載せてみますね。
この時はまだ父が生きていて
父が面白く書いてくれと言ったこともあり
鉄子の変装、父が倒れた様子の再現とかも
父と一緒に考えて書いたもの。
父も見て「受けるかなー」と言ったものなので
「もう!じいちゃんったら・・・・」という感じで書いたので
ふざけモードで書いておりますのでご了承くださいませー
どうか読んで笑ってやってください。
写真についてるセリフも当時、私と父で考えたものです。
そのまま載せておきますね。
お世話係→ 愛子
おじたん→鉄子の父 です。
—————2009年のブログより—————————————-
こんばんは!ナース鉄子です。
今日もまた、じいたん事件です。
じいたんは心筋梗塞で1ヶ月くらい入院しました。
最初の危険な状態を見事乗り越え奇跡的に復活したじいたん。
しかし、そのじいたんを災難が襲いました。
それは退院して1ヶ月がたった11月の終わり。
夜の11時のことでした。
私はじいたんと一緒にベッドで寝るために
杖をついたじいたんをベッドの方へ先導していました。
ところが!!
「どーーーっん」というでかい音がして
じいたんがリビングの床に倒れてしまいました。
お世話係も2階で生協の注文書をやっていて
誰も現場を見てないのですが
そのでかい音で皆が降りてきて大騒ぎになりました。
じいたんは自分の部屋のベッドに行く前のリビングの床に
杖と平行線になって倒れて
目が開いたまま意識がありませんでした。
そして「はーっはーっ」と大きい変な呼吸で
私は見ていて怖かったので、リビングにおしっこしてしまいました。
そしてお世話係が、おじたんに
「救急車呼んで!」と叫んで
おじたんは、落ち着いた様子で119をしていましたが
実は慌ててたそうで、家中の電話の子機の内線がリンリンなっていました。
でも、繋がってすぐにやってきたのはなんと消防車!
救命の為の救急装置を積んだ消防車が先にやってきて
中から隊員が3人は家の中に入ってきました。
次にやっと救急車。
またその中から4人降りてきてリビングは消防士と救急隊員でいっぱいでした。
私はワンワン吼え続け疲れました。
ご近所から火事かと思ってたくさん人が出てきて
外は大騒ぎになりました。
そしてじいたんは毛布に包まれ、近所の人に見られながら救急車で
心筋梗塞で入院した病院に運び込まれました。
が、どんな検査をしても何も原因はわからす、
検査をしているうちにすっかり元気になり
じいたんは夜中の3時に家に帰されてきました。
じいたん、股引にレッグウォーマーして、そのままで帰ってきたので
水戸黄門様みたいでした。
じいたんの心臓のお薬と、寝る前にちょっとだけのんだ水割りがいけなかったって
先生に言われて、
タバコは心筋梗塞でやめていたじいたんは
この日からお世話係りにお酒も禁止令を出されたのでした・・・・
そして、お家に帰ってきて一緒に寝たじいたんの頭に
でっかいタンコブができてたのを私は見ました。
じいたん、かわいそうでした。
そしてその1週間後にまたじいたんは病院に運び込まれます。
さぶろーの災難第3回目です。
こんなに短期間にじいたん、よく騒ぎを起こしてくれました。
またまた、パピヨン鉄子が語ります。
12月の朝、私が起きるともう、じいたんとお世話係が
騒いでいました。
じいたん、今度はめまいですか!!
え!!吐き気も!!うっーーーー。
初登場。お世話係り。(最近お世話係のお気に入りの帽子)
お世話係、またもやじいたんの不調にかなりがっかりしながら
病院に行く用意をしてました。
じいたん、その間もずっと具合悪そうです。
私も、心配でした。
タクシーで病院に着いたあと、じいたんはすごい吐き気に襲われました。
そりゃあ、もう大変です。
ちょっとの段差でも苦しい吐き気に襲われ、
顔は真っ青。手は震えていたそうです。
いきなりストレッチャーに乗せられ、急患扱いだったらしいです。
入院することになったけど病室が空かないため、
じいたんは廊下でそのままさらされていました。
お世話係がじいたんの吐き気の面倒をみながら待つこと3時間。
やっと開いたのは交通事故など救急車で運ばれる人の入院する部屋。
じいたんはここで、3日間苦しみました。
入院最後の日は見舞いに行った「おじたん」と「お世話係り」に弱気になって
「なんかもうだめだ。後のことは頼んだから・・・」と言ったそうです。
こんなに苦しんだのに、結局最後の日に耳鼻科の先生が見てくれたところ
耳の石というものがあってそれがずれていたらしいとのことでした。
先生がじいたんの頭をひねったら、その途端に吐き気もめまいもなくなったそうです!
そして、すぐに退院して来ました。
いっぱい検査してもわからなかった原因は「耳石」。
診断書の病名は「良性発作性頭位変換性めまい疑い」となっていたそうです。
それでMRIで頭の中を見たら一回、脳梗塞を起こしていたこともわかりました!
お世話係が「あ!じいたん、一回支離滅裂なことしゃべったときあったよね、
あの時、脳梗塞だったんじゃないの?おかしかったもん」とかいって
じいたんをいらっとさせていました。
じいたん、あんなに苦しいことはなかったと、今も言います。
パピヨン鉄子
————————–
父はこの後、要介護状態になって
鬱になって、このブログを鉄子と始めることとなりました。
鉄子物語はこれでやっと
鉄子とさぶろーのブログがはじまるところにたどり着きました。
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