「パピヨン鉄子物語 その37」
鉄子、初めてのキャリーと父の車いす
2008.9月に心筋梗塞で倒れた父は
足が急激に弱りました。
先が4本足のつえをついてゆっくりしか歩けないような感じで
それからは一人で出歩くこともできなくなりました。
2009年の4月、桜が咲き始めたころ
父が「お花見に行きたいし花ちゃんにも会いたいなあ」と言い出しました。
皆で考え、妹の家のすぐ前にある大きい公園が
桜の名所にもなってるので、そこへ父と鉄を連れていく計画を立てました。
その当時、うちが車を持っていなかったので
西武新宿線沿線の妹の家まで、電車で行くことになります。
そこで、鉄の移動のために
キャリーを購入。
このキャリーが鉄子の初めてのものになりました。
上がこのように開いて手を突っ込んで撫でてあげられるのが決め手でした。
電車にも乗ったことなかったので、道中、手を突っ込んで撫でていこうと
考えたのでした。
これは丈夫で佐賀に移動するとき飛行機にもこれで乗ってきたんですよ。
電車は30分くらいしか乗らないのに
鉄子はキャリーの中で大騒ぎするので
巻き巻きササミおやつをあげて静かにさせましたが
連続4本くらい上げちゃいました。
電車の中に・・・・なんだか生臭い匂いが充満したの覚えてます。
そしてこの日は主人は所沢のデパ地下でおいしいお花見弁当など買い込んで
後から来ることになっていたので
私が鉄子を、
息子が父の面倒を見ることに。
父は足がもうよろよろで
降りる駅なのになかなか降り口に行けず
息子が抱きかかえるようにしても
電車から降りるのも大変でした。
↓ もうすでに疲れ果ててる父と息子
鉄子はこの時キャリーの中で
4本目の巻き巻きササミおやつをかじっております。
そして駅に出迎えてくれた妹家族と
父をお花見会場へと連れていきましたが
こんなに足が弱ってるとはみなわかってなかったので
車いすをレンタルしてくればよかったと悔やみ、
家に帰ったらそういうものをもう用意してあげなくてはいけないなと
心に思った日でした。
でも、この日の父は楽しそうでしたよー
サンドイッチが好きなので
主人がデパートで買い込んできた美味しいサンドイッチを抱え込んで食べてました。
孫と父。
鉄に洋服を着せてきたのが得意そうでした。
なんか・・・似合ってないけど
じいたんが喜んでいたからよかったねー鉄!
お花見を楽しんで、妹の家へ行きました。
父のことが大好きだった花ちゃんと。
花ちゃんは穏やかな性格だったので
鉄子もガウガウいいませんでした。
当時、車があったら父をもっといろいろ連れてってあげられたんですけどね。
それが悔やまれましたが
このお花見の後すぐに
この車いすをレンタルしてからは
小平、東村山の中を私が可能な限り
あちこちつれて行ってあげられました。
この車いすは小さく折りたためるし、
自分でも押してリハビリもできました。
最後、ほんとに具合悪くなった時は
家の中に入れて部屋の移動にも使ったものです。
鉄子をこうやって膝に乗せて
「遊歩道に行こう!」
「明日は喫茶店へ!」
と、車いすが来たことで楽しくなった父でした!
鉄子もよく乗せてもらったねー
鉄子物語、まだまだ続く、
よろしかったらお付き合いくださいね。
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