プロフィール
亡き父の遺したパピヨン犬、鉄子の為「鉄子ブログ」を綴ってきました。
★パピヨン鉄子の家族★
2013年10月、義父のお世話のため東京から佐賀に引っ越し。
2015年9月、鉄子も亡くなり
ブログの主人公を失いました。
今後は残された飼い主の日々のこと、思ったことなど書き綴りたいと思います。
ブログ書き手、愛子は2012年に乳がん手術。いまだ定期検査を続ける日々ですが元気です。92才の義父のお世話をしながら暮らしています。
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母を想う
鉄子です。
こんばんは。
今日はおかあさんが大事にしてる「おばあちゃん人形」の
お話です。
赤毛のアンを思い出すようなお人形です。
あいこです。
母は65になったばかりで
病気で亡くなりました。
その年齢は
まだまだ若いと思います。
今から年金をいっぱいもらって
孫に色々買ってあげたいとそれを
楽しみにしていました。
何度も大きい手術を受けた母は
やせて、風に飛ばされそうに細くなりました。
でも、気持ちは元気で
救急車で運ばれるまで
得意な洋裁をしていました。
もともと厳しかった母は
病気になってから少し丸くなり、
入院した病室を毎日尋ねる私や
父さぶろーと
病院の庭を散歩するのを楽しみにしていました。
病床でも刺繍をしたり
小さい小物を作って
ハギレを手元においていた母でした。
母が亡くなった後、
先日お米を送ってくれた叔母が
この人形を作ってくれました。
この人形の服は
母が生前着ていたり、
お気に入りの生地を使って縫われています。
それを見たとき、泣きました。
母が小さくなってそばにいてくれるように感じました。
数日後、
疲れて眠った私は大事な日に
朝寝坊をしそうになりました。
そのとき、この人形がふわーっと私の肩を
たたき「もう起きなさい」と母の声で語った夢を見ました。
かすかに母のにおいがしたのも覚えています。
それから
もう10年以上もたちますが
今も母を感じる人形なのです。
この人形は妹にも作られて
私たち姉妹はそれぞれの思いでこの人形を大事にしています。
このたびの震災で
おかあさんと津波で離れ離れになった少女が
母を捜して「おかあさーん」と叫ぶ
シーンが映し出されていました。
どんなにつらいだろう、、、
あの幼い少女の優しかった母親は行方がわからないのです。
自然の驚異の前では人間はあまりにも無力で・・・・
一瞬で大事な人を奪われてしまった。
あの少女に笑顔の戻る日が来るのを
心から願います。
今、毎日続く余震のなか
揺れを知らせるように窓辺に座るこの人形を見て
もういない母を思い、
そして
あの震災の中の悲しい少女の身の上を案じています。
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犬ブログ パピヨン
あいこさん、素敵なそして少し寂しいおばあちゃん人形のお話をありがとうごさいます!
お母さまが着ておられた洋服やお気に入りの布で作られているなんて。。。ホントにお母さまが小さくなっていつもそばにいて下さってるようですね☆
鉄ちゃんのこともきっと見守っていてくれてるからね~(*^_^*)
一瞬にして大切な人がいなくなる・・・どんなにかおつらいでしょう。1日も早く、1人でも多くの方が大切な人と再会できるよう心から願うばかりです☆
こんにちは。
切ないけれどステキなお話しですね。
お母様の魂がそのお人形に乗り移って居られる様に思いました。
被災地では大切な家族の行方が今も分からない方や、亡くされてしまった大勢の方がいらっしゃり本当に胸が痛くなりますね。
毎日ニュースを見ては自然の残酷さに恐怖を覚えています。
そんな中でこのブログを読んでは人の優しさや暖かさ素晴らしさに触れ、そして可愛い鉄子ちゃんに癒されています。
あいこさん、有難う御座います。
はじめまして。
私も去年、母をなくしました。
病院で亡くなりましたが
私も毎日看病にかよったものです。
あいこさんの書かれたものを読んで
そのときのことを、たくさん思い出しました。
母の笑う顔、話す声。
今も、まだ悲しみから立ち直れない私ですが
このたびの震災のあと、
自分は生かされてる、生きなければと
心をあらたにしたのでした。
母はいつまでも悲しみ泣き暮らすわたしを
生きてたらしかったと思うのです。
私もこんな形のある母の形見があれば
良いのにと思い、今日片づけをしながら
荷物を探っていたら
母が針を刺した刺繍の手まりが出てきました。
入院するまで作っていたようで
もしかしたら私にくれようとしていたのかも
しれないと思うと切なく、涙しました。
でも、母の温かみを感じることができたのです。
あいこさん、ありがとう。
今日は久しぶりに安らかに眠れそうです。
さぶろーさんのころからの読者です。
これは切ないお話ですね。
しかし、このお人形を大事にされるお気持ちわかりますね。
実は私は息子を病気で亡くしています。
悲しみで半狂乱になったある日、息子の机から木工で作った人形を見つけそれをお守りのようにしているのです。
それを触ると息子が励ましてくれてるようで。
魂が宿った人形なのです。
昨日この日記を読ませていただき、はじめてコメントしました。
我が家にもパピヨンが居ます。
それも息子がかわいがっていたもので、さぶろーさんが鉄子ちゃんを残していかれたことを思うと息子と重なってしまって胸が痛いのですが。
これからも応援しています。ブログがんばってください。
★らぶりんさん、こんばんは。
お返事遅くなってすみません。
ちょっと寂しい話ですみませんでした。
母の思い出の布で作ってくれた人形。
もう古いのですがいつまでも
母の思いがたくさん詰まっているように思います。
被災地で母親と離れ離れになった少女を見て
どんな思いだろうと心配で
胸が痛いですね。
お母さん見つかると良いのに。
★ままりんさん。こんばんは。
お返事遅くなってすみません。
人形の話、暗くてごめんなさい。
あの少女のことを思ったときに
母のことを強く思い出しました。
あの子のお母さん、見つかるといいのですが。
悲しい話がたくさんで胸が痛いです。
鉄子のブログがなにかのお役に立てればいいなと思います。
★RIEさん。はじめまして。
お返事遅くなってすみません。
お母様、残念でしたね。
お気持ちお察しいたします。
私の場合に良く似ておられてびっくりしました。
確かに何か形あるものにすがりたいですよね。
私がそうでした。
この人形に話しかけたりしていました。
でもよかったですね!
刺繍の手まり。
そういえば私の母も作っていました。
美しい糸で出来上がるものですね。
きっとお母様のお気持ちがこもっていますね。
★あんずさん、はじめまして。
お返事が遅くなってすみません。
以前から見ていただいていたとのこと
ありがとうございます。
さぶろーが生きていたらさぞ喜んだことと思います。
息子さんのこと、本当になんともうしあげたらいいか
わかりません。
お病気であってもあきらめきれない想いでいらっしゃることでしょう。
子供に先立たれること、どれほどの御つらさか想像もできません。
どうか、お気持ちを少しでも早く元気を取り戻されますように。
また、ずっとか悲しまれていますと息子さんも
おつらいでしょう。
形見のお人形、大事なものですね。
ずっとおそばに置かれていたら
お気持ちも安らぐことと思います。
またよかったらブログ見に来てくださいね。