さぶろーのベッドと鉄子

お世話係です。おはようございます。
さぶろーはもともと足が悪く
2年前に心筋梗塞で倒れてからは
歩行が更に困難になっておりました。
そのため、要介護2の認定を受けました。

(ちぃさんにいただいたお花です。)
認定後には
自宅での生活に使う介護用品をたくさん借りました。
購入するには高額なものでも、かなり低額でレンタルできますし
あわなければ何度でも交換もしてもらえました。
さぶろーはカタログを見ては、自分のベッド周りのものを
借りるのを楽しみにしていた部分もありました。
そして、とても気に入って使っていた介護用電動ベッドと
歩行器兼車椅子。
来週の月曜日には返却となります。

さぶろーがベッドを借りたとき、電動のモーター音が怖くて
一緒に寝れなくなった鉄子。
それまで一緒に眠っていたさぶろーは
かなり寂しそうにしていましたが
今、鉄子が一人で自分のベッドでお利口に寝れるようになったのは
この電動ベッドのレンタルがきっかけだったのでした。

さぶろーのいなくなった後、掛け布団をたたんでしまったら
その布団の分飛び乗れる高さとなり、
鉄子は日中、よくここで過しています。
ベッドの足元に積んだじいたんの枕に寄り添って。。。。


ここにこうやって、寝てる姿を見ると
とても不憫です。
平気そうに見えて、やはりじいたんを探す鉄子。
さぶろーもきっと、今、まだ家の中にいて
こんな鉄子を見て、もう一度、鉄子をなでてやりたい、
もう一度、鉄子と一緒にベッドで眠りたいと思っているでしょう・・・

ベッドの横には、さぶろーがいつでも
大好きだったリハビリに行けるように用意しています。
お気に入りのトレーニングウエアとカバンセット。
もう、着せてやることはかなわないとわかりながら
いつものように、さぶろーの為に洋服など用意してしまうお世話係です。
来週の月曜日、ベッドと車椅子を返却したら
部屋はガランとするでしょうし
玄関は広くなる。
心の中にまた悲しみの空間ができてしまう。
でもこうやって少しずつさぶろーのいないことに
慣れていかなければいけません。
がんばります。

さぶろーのいない部屋。
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24 Responses to さぶろーのベッドと鉄子

  1. みんみん より:

    おはようございます。
    今日もまた日が昇りましたね。
    清々しい朝が少しでも寂しさを和らげてくれますように…。

  2. きき より:

    そっとブログ読ませて頂いておりました。
    寂しくなりましたね、お辛いこととお察しいたします。旅立ちを見送った者のぽっかりあいた心の穴は時間とともに思い出がその穴を埋めていくものだと信じております。

  3. べりぃー より:

    電動ベットね。
    鉄ちゃんが寝てくれなくなったって言って寂しそうにしてましたもんね。
    でも、今はそのベットで鉄ちゃんがさぶろーさんの匂いを感じ、さぶろーさんの帰りを待ってるんですね。
    なんか、切ないですね。
    レンタルの品を返したらガランとして、心にぽっかり穴が空いたみたいになっちゃいますね。
    それを乗り越えないといけないのは、わかるけどツライですよね。(>_<)
    お世話係さんが早く元気になれますように・・・

  4. くうぱぱ より:

    おはようございます。実は、私の父も3年前までは、自宅にいたのですが、腸の手術後の経過が悪く、今は介護施設で毎日を過ごしております。今は満足に歩けず車いすの毎日です。その父を自宅に連れてきて、わが家の3男坊、パピヨンのくうに合うと、とても癒されているようです。なんだかさぶろーさんと鉄子ちゃんを見ているようで、さびしい気持ちになってしまいます。私事を書いてしまいましたが、遅ればせながら、長い間の介護ご苦労様でした。さぶろーさんは、車いすから開放され、今は元気に歩いておられると思います。お世話係り様くれぐれも、ご自愛くださいね。

  5. ぷくたま より:

    こんにちは。今日は少し涼しいですね。
    ベッドの上で枕に寄り添う鉄子ちゃん、、切ないです。
    歩行器兼車椅子、デザインがかっこいいですね。
    かっこいい車椅子に乗って、かわいい鉄子ちゃんを連れてのおでかけ、さぶろーさんは楽しかったでしょうね。
    レンタル品を返却するとまた寂しくなりそうです。。
    心の痛みは時間に治してもらうしかないかもしれませんが、少しでも和らぎますよう祈ってますネ。。

  6. ゆんこ より:

    おはようございます。
    さぶろーさんがこの歩行器兼車椅子でお気にりの喫茶店へお出かけしていたの、前向きだなぁと思いながら拝見していました。
    さぶろーさんはずっとお世話係さんと鉄子ちゃんのそばにいますよ。
    そして洋服を用意してくれるお世話係さんに「ありがと」とお礼を言っていますよ。
    お世話係さん、がんばらなくて良いんですよ。軟張る、です・・・。

  7. みえ より:

    鉄ちゃん、じいたんを探してるんだね。さみしいよね。
    じいたんは、そばにいてくれてるよ。
    ごはん、ちゃんと食べてますか。
    お世話係さん、お家には思い出がいっぱいですね。
    何かある度に、さぶろーさんのいないことを感じてしまうのですね。
    でも、そんなにがんばらなくてもいいんですよ。
    お世話係さんも、ご飯食べてますか。
    どうか、おからだに気をつけてくださいね。

  8. すのーら より:

    さぶろーさんはご病気を抱えていながらも、とても前向きに過ごしてこられたんですね。
    私はTwitterを始めてからこのブログにお邪魔させていただくようになったので、お世話係さんがこうしてさぶろーさんのことを振り返ってくださって、ようやくさぶろーさんのことが少しだけ分かったように思います。
    天国に行ってしまえば、身体がない分自由になれるといいます。もう苦しみも痛みもなく、きっと穏やかな気持ちでお世話係さんやご家族の皆さんを見守ってくれていると思います。
    じいたんが死んでしまったことをきっとまだ理解できていない鉄子ちゃん・・・うちのわんこも父が亡くなってしばらくは、父の使っていた座椅子の匂いをかいだり、ハンガーにかかったままのジャケットを見上げてはぼんやりしていたりと寂しそうでした。やはり時間が解決してくれると思いますが、お世話係さんが元気に過ごしてくださることが鉄子ちゃんやご家族の皆さんの元気につながるとおもいますので、どうか無理をせずにお過ごしくださいね。
    ゆんこさんのコメントにある「軟張る」っていう言葉、とてもやさしくていいですね。

  9. シロクマ より:

    こんにちは
    大好きな写真有難うございます。
    にいたんがこの車椅子を押してあげて、さぶろーさんと膝の治療に行った事もありましたよね
    リハビリの日、迎えのバスが来るのをさぶろーさんが玄関で待っていて
    それを鉄ちゃんがリビングのドアの隙間からちょこんと覗いていましたね
    そんな鉄ちゃんをさぶろーさんはすごく愛しいと思うと言ってましたね
    思い出します
    ベッドや車椅子を返却したら本当にガランとしますね
    ちょっとずつ色々な事を受け入れていかねばならないんですね、辛いです
    このブログを読むと沢山泣いてしまいます
    さぶろーさんに心配かけちゃうかな
    お世話係さんを励まさなきゃいけないのに
    自分がへこんでどうするって感じですよね

  10. あやたれ より:

    こんばんは
    鉄子ちゃんの一途さに涙が出そうになりました
    時薬、がお世話係さんと鉄子ちゃんの気持ちを癒してくださいますように。。。

  11. みぃmama より:

    じいたん、幸せだよね。皆さんの近くで見守ってくれていますよ、きっと・・・自分は父が亡くなってから不思議体験しました。「逝ってもまだ、見守ってくれて心配してくれている」と実感しています。自分もパピと暮らしています。思いがけず突然やってきたわんこだけど今ではかけがえのない息子です。お世話係りさん、大丈夫!きっと自分と似たような年齢だと思いますが、人生これからこれから!

  12. お世話係 より:

    みんみんさん、ありがとうございます。
    今日もさぶろーのベッドに座って庭を眺めると
    緑がさわさわとそよぎ、光が差し、それをさぶろーの気持ちになって見ますと少し気持ちを落ち着かせることができました。
    まだまだ胸が苦しいですが皆様にさぶろーのことを聴いて頂き、少しずつ気持ちが楽になってきたようです。
    本当にありがとうございます。

  13. お世話係 より:

    ききさん、こんばんは。
    優しいお言葉ありがとうございます。
    そうですね。
    時がたっていけば、少しずつ悲しみが
    思い出に変わっていくんですね。
    何だか気持ちが落ち着きました。
    ききさん、ありがとうございます。

  14. お世話係 より:

    べりぃーさん、こんばんは。
    そうそう、前のベッドでは鉄子と一緒に寝ていたじいちゃんですが、
    電動のベッドに変わったら鉄子は寄り付かなかったんですよね。
    さぶろーは寂しがっていましたね。
    今になってベッドに登って眠ってる鉄子を見ると切ないです。
    このベッドはとても性能が良かったです。
    私が使いたいくらい。
    でもレンタル品ですからしかたないな。
    しかし、月曜日が怖いです。

  15. お世話係 より:

    くうぱぱさん、こんばんは。
    温かいお言葉かけていただき幸せです。
    お父様も大変でいらっしゃったんですね。
    でも時々はご自宅に帰られるんですから
    きっとそれを楽しみに毎日を過されていることでしょう。
    なんとか、おうちに帰られるまで回復されますように。
    さぶろーは実は最期のほうはポータブルトイレも買って使っていました。
    そういう介護まで行っていましたが、
    前向きに頑張ったさぶろーでしたし。
    わたしも家で見られるまでは頑張ろうって思った矢先のことで、気が抜けてしまったんです。
    もっと私に苦労かけて欲しかったです。
    ・・・・またぐじぐじとすみません。

  16. お世話係 より:

    ぷくたまさん、こんばんは。
    今日は夕方から雨が降りましたね。
    どこか遠くで雷の音がしていました。
    この車椅子は、最新式の歩行器でかっこいいですね。
    誉めてくださってありがとうございます。
    またさぶろーが得意になってる様子が想像できます。
    月曜日の返却を伸ばそうかなとか後ろ向きなことを考えてしまいましたが
    思い切って返さないといけません。
    生地がなくてこまりますね。

  17. お世話係 より:

    ゆんこさん、ありがとうございます。
    軟張る!ですね。
    そうですね!
    確かに肩が張りすぎてる感があります。
    これじゃ、さぶろーも心配するだろうなあ。
    月曜日の返却が怖い私ですが
    なんとか軟張りますね!

  18. お世話係 より:

    みえさん、こんばんは。
    鉄子は今日もずっとさぶろーのベッドにいました。
    さぶろーの気配を感じ取っているように見えますね。
    そうそう、鉄子はさぶろーの入院までご飯を食べなくて困ったんですよね。
    しかし、さぶろーの入院で私がごたごたしてる様子を見て
    「今食べないともらえない」って思ったのか、我がまま病は治っております。
    ご心配かけてすみません。
    私も悲しみの中にありますが
    ご飯食べています。
    相変わらず丸い体です。

  19. ばらり より:

    鉄子ちゃん、本当に寂しそうで
    本当に胸が痛みます。
    御世話係さんは本当に優しい人ですよ、
    介護なさって親孝行出来て幸せだったなんて、なかなか言えないせりふです。
    さぶろーさんと鉄子ちゃんの七夕祭り、
    本当に見たかったです。
    嬉しそうなさぶろーさんの写真。
    素敵ですね。
    リハビリセットをしまえないお気持ち、よく分かります。可愛い鉄子ちゃん写真でまた
    癒されました。

  20. お世話係 より:

    すのーらさん、こんばんは。
    さぶろーはこのブログを始める前はうつ病っぽくて「生きてるのが辛い」のような。。事も言っておりました。
    しかしブログをはじめてしばらくしてコメントいただけるようになってから、すごく明るくなっていったんですよ。
    不思議ですね。
    すのーらさんのお父様とわんちゃんのお話、涙が出そうです。
    わたしもしっかりしたいですね。

  21. お世話係 より:

    シロクマさん、いつもありがとうございます。
    やはりこの日の写真ですね。
    私もこの車椅子でカフェに行った日が忘れられません。
    こんなことならもっと毎日でも行けばよかったなとかの後悔もあります。
    シロクマさん、さぶろーのたくさんの場面を覚えていてくださってありがとう。
    さぶろー喜んでいますよ。
    ほんとうにありがとうございます。

  22. お世話係 より:

    あやたれさま。
    見守っていただきありがとうございます。
    時薬・・・そうですね!
    きっと、いつか心が安らかになる日はやってきますね。
    その日まで頑張っていきます。
    ありがとうございました。

  23. お世話係 より:

    みぃmamaさん、ありがとうございます。
    お父様、見守ってくださっているんですね。
    私もそんな気がします。
    今も声が聞こえたり、父の部屋で気配あったりします。
    もしかしたら生きてるんじゃないかとか錯覚します。
    でも、私がしっかりしないといけないですね。
    父が側にいると思うと気持ちが楽になります。
    ありがとうございました。

  24. お世話係 より:

    ばらりさん。ありがとうございます。
    私は、父の介護は最初は戸惑いましたが
    もうなんでもなく普通の日々のことと思っていました。
    今後、症状が進んでも可能な限り家で見てやろうって思ってたのに、残念です。
    七夕コスプレ、やらせたかったですね。
    皆さんに見てもらいたかったです。
    今日もさぶろーのものを洗って、いつものようにたたんでいます。

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